【燕三条発の航空機産業を】LAND AERONAUTICS 和田直希代表取締役(元トキエア共同代表)が会見、北米主戦場にLAS市場へ参戦

新潟県の燕三条を拠点にした軽量航空機メーカー「LAND AERONAUTICS」を立ち上げたLANDの和田尚希代表

株式会社LANDは100%子会社である株式会社LAND AERONAUTICS(ランドエアロノーティクス)を設立。新潟県三条市帯織に本社を置き、新潟県の燕三条を拠点にしたLAS(軽量スポーツ航空機)の生産・販売を展開していく。

8月31日には新潟日報メディアシップ(新潟市中央区)でLAND代表の和田尚希代表(前トキエア共同代表)による記者会見が開かれた。

LAND AERONAUTICS製造の初号機となる「VEGA」(写真はイメージ)

和田氏は「アメリカ連邦航空局(FAA)の小型機認証の近代化改革である『MOSAIC(Modernization of Special Airworthiness Certification)』」があり、従来の重量制限の撤廃、高性能航空機や電動航空機、さらにはPowered-Liftまで対象領域が拡大した中で、次世代航空機メーカーが、LASの認証・量産・実運航へと移行している。自動車に例えればバスや電車という大量輸送の公共交通から、自家用車による移動にシフトしていく様子だ。これを歴史的転換期ととらえ、伸長の著しいアメリカ市場に着目した。将来的には日本にも『一家に一機の飛行機』というような時代が来ることを期待したい」と小型航空機の分野に参入した背景を語った。

和田氏は新潟県の燕三条エリアを新たな拠点にすることに関し「2023年から『燕三条JAPANフェス』に携わり、地域とつながりが生まれた。トキエアを辞めた時も、燕三条の方から多くの温かい言葉をいただき、いつか新潟を拠点に事業を起こして恩返しがしたいと考えていた。ものづくりに対しての熱意がある地域で、日本で有数の生産力を持っている工業集積であり、この地域の金属加工技術を航空機産業に活用できると考えた」と話す。

写真はイメージ

株式会社LAND AERONAUTICSは新潟県三条市帯織に本社を置きLASの生産・販売を行う。燕三条で航空機の部品を製造、国内で航空機産業が根付いている愛知県でアッセンブリ―を行い製品化する。日本国内の現在の法律ではLASを運行することはできないが、運行が可能な米国や韓国への輸出を視野に市場参入していく。実業家の堀江貴文氏が取締役として経営参画する。

和田氏は「トキエアでの経験がなければ、飛行機をつくることはできていなかった。現在の航空関連の法律や業界の考え方、人の移動の考え方はトキエアで勉強させてもらった」と話す

初号機となる「VEGA」(2人乗り)は販売予定価格2,500万円から。最高時速は時速250キロ、最長航行距離は約800キロメートル。既に予約金250万円、限定100機で受付を開始しており、予約も入り始めている。購入予約の第一号は燕三条に会社を持つ経営者だという。

 

 

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