【没後70年】會津八一が愛した奈良の美を巡る特別展、新潟市で10月1日から

新潟市出身の歌人・書家、會津八一が生涯に35回も訪れるほど愛した奈良。その奈良ゆかりの名品を集めた特別展「會津八一 奈良の美を巡る」が10月1日から12月6日まで、新潟市中央区の新潟市會津八一記念館で開かれる。今年は八一の没後70年にあたる。

會津八一(1941年、早稲田大学所蔵/Wikimedia Commons)

會津八一(1941年、早稲田大学所蔵/Wikimedia Commons)

八一が初めて奈良を訪れるきっかけになったのは、写真家・工藤利三郎の文化財写真との出会いだった。八一は工藤の作品や地元の人たちとの交流を重ね、奈良への理解を深めていった。書家として名を知られるようになると、東大寺や唐招提寺などの寺院から頼まれて扁額や歌の書を揮毫(きごう)した。奈良県内には現在、八一の歌碑が20基あり、奈良を詠んだ歌人としても高く評価されている。

会場では、八一が奈良に通うきっかけとなった工藤の写真作品や、寺院に残る八一が揮毫した扁額などを展示する。工藤が写した当時の奈良の文化財と、奈良を訪れるうちに知識と教養を深めた八一の歌や書を、あわせて紹介する。

期間中は関連イベントも開く。10月10日には、俳優で書家の松村雄基さんと、同館館長で新潟大学教授の角田勝久さんによるトークイベント「歌を詠むには」(聴講料1,500円)、10月29日には新潟県書道協会の田中藍堂理事長らを講師に迎えた書の体験講座「會津八一を書く」(同1,500円)、11月12日には奈良県立万葉文化館の井上さやかさんによる講演「万葉のこころ ~『万葉集』と會津八一~」(同1,000円)がある。聴講料はいずれも入館料込みで、開催日の7日前までに申し込みが必要。

このほか、10月24日には角田館長による作品鑑賞会、会期中の毎週日曜日には学芸員による作品解説会を開く(いずれも申し込み不要、当日の観覧券が必要)。

 

【開催概要】
名称:特別展「會津八一 奈良の美を巡る」
期間:10月1日(木)~12月6日(日)
時間:10時~18時
会場:新潟市會津八一記念館(新潟市中央区万代3-1-1 新潟日報メディアシップ5階)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日。10月13日、11月24日が休館)
観覧料:一般600円、大学生300円、高校生200円、小中学生100円(未就学児は無料、20人以上の団体は2割引き)
問い合わせ:新潟市會津八一記念館 025-282-7612

 

【関連リンク】
新潟市會津八一記念館
関連イベント(トークイベント・講演・書の体験講座)の申し込みフォーム

 

【関連記事】

【開館50周年記念】新潟市會津八一記念館が特別展「會津八一とコレクション -博士の愛した中国美術-」を開催

 

【グーグルマップ 新潟市會津八一記念館】

こんな記事も