【人生を懸けた新たな挑戦】元プロサッカー選手や元調理師も、新潟県警察学校に41人が入校
新潟県警察学校(新潟市西区)で10月5日、新人警察官41人の入校式が行われた。秋の採用は2年ぶりで、海外でプロサッカー選手として活動した経験を持つ人や、調理師から転身した人など、多様な経歴を持つ新人警察官が新たな一歩を踏み出した。

新潟県警察学校(新潟市西区)で新人警察官41人の入校式が行われた
今回入校したのは、今年度から新潟県警で初めて導入されたSPI3試験の合格者41人。初任科第398期長期課程として、約10カ月間にわたる訓練と学習に臨む。入校生は18歳から28歳までで、このうち女性は7人。
入校式では、左京秀明学校長が「一日も早く警察学校の生活に慣れ、勉学と訓練に真剣に取り組んでもらいたい。基本を身に付け、豊かな人間性にあふれた警察官に成長してほしい」と激励した。

左京秀明学校長

藤原大輔警務部長
また、藤原大輔警務部長は「警察官としての使命感を胸に刻み込んでほしい。警察学校における学びに能動的に取り組んでもらいたい」と訓示し、警察官としての自覚を促した。
入校生の一人、泉田陸玖さん(24歳)は、中学校卒業後に海外へ渡り、フランスやブラジルでプロサッカー選手として活動した異色の経歴を持つ。

泉田陸玖さん
福島県で被災し、新潟県へ避難した経験がある泉田さんは、「新潟県の方には大変よくしてもらった。その恩返しの意味でも、新潟県の警察官になりたい」との思いから採用試験に臨んだ。中学校卒業後に高等学校卒業程度認定試験に合格し、警察官への道を切り開いた。
また、尾崎亜美さん(25歳)は、調理師免許を持ち、調理師専門学校で教壇に立っていた経歴を持つ。「調理師として専門学校で教えていましたが、県民の安全・安心を守る警察官にあこがれもあり、警察官になりました」と転身の理由を語った。

尾崎亜美さん
入校生41人は今後、全寮制の生活を送りながら、法律や逮捕術など警察官として必要な知識と技能を習得する。2027年7月の卒業後、それぞれ県内の警察署に配属される予定だ。

新潟県警察学校の校舎前で笑顔を見せる新人警察官たち。新たな一歩を踏み出した