【日本から唯一】ナショジオ「2027年に行くべき旅行先」25選に新潟県

 

ナショナル ジオグラフィックの『Best of the World 2027』のページ(同誌のウェブサイトより引用)

ナショナル ジオグラフィックの『Best of the World 2027』のページ(同誌のウェブサイトより引用)

米国のナショナル ジオグラフィックが10月20日(現地時間)に発表した「Best of the World 2027(2027年に行くべき世界の旅行先25選)」に、新潟県が選ばれた。世界6大陸から選ばれた25か所のうち、日本からは新潟県だけだった。

Best of the Worldは、同誌の記者や写真家らが翌年に訪れるべき場所を選ぶ毎年恒例のリストで、2027年版には世界の25か所が並ぶ。主な選出地は次の通り。

【主な選出地(2027年版)】
ベストラン県(ノルウェー。フィヨルドの景観)
ペナン州(マレーシア)
ルクソール(エジプト)
成都(中国)
ジャイプール(インド)
パシフィック・コースト・ハイウェイ(米カリフォルニア州の海岸道路)
メルボルン(オーストラリア)
新潟県(日本)

評価されたのは、越後妻有の「大地の芸術祭」と、何世紀も続く発酵の文化だ。記事は、2027年に10回目を迎える大地の芸術祭を世界最大の野外芸術祭と紹介し、廃校や棚田、山を貫くトンネルなどを舞台にした作品が、建物の再利用と地方再生のモデルになっていると伝えている。英国の彫刻家アントニー・ゴームリー氏らが参加する予定であることにも触れた。

同ページの新潟県の紹介部分。写真はDaichi Tatsumi氏撮影(ナショナル ジオグラフィックのウェブサイトより引用)

同ページの新潟県の紹介部分。写真はDaichi Tatsumi氏撮影(ナショナル ジオグラフィックのウェブサイトより引用)

発酵については、長く寒い冬が日本酒づくりや、しょうゆ・みその文化を育んできたと紹介した。長岡市に新しくできた「HAKKO HOUSE」で鈴木将シェフが出す地元の酒と合わせたコース料理や、市内の約1.6キロを歩いてみその醸造元や酒蔵を巡る「発酵トリップ」を取り上げ、雪室で酒を低い温度でじっくり熟成させる新潟の技にも目を向けている。

県と県観光協会も21日、選出をホームページで紹介した。県観光協会は、県と協会が進める海外メディアや海外の旅行会社の招へいなど、外国人旅行者を呼び込む取り組みの成果の一つとしている。

県内の観光をめぐっては、2025年の観光入込客数が延べ6,282万5,000人で前年比99.2%と横ばいだった一方、外国人客は増えている。県によると、昨シーズン(2025年12月〜26年5月)の県内スキー場の外国人利用客は82万4,000人で、前のシーズンの1.3倍となり、過去最高を更新した。

2027年の大地の芸術祭は7月17日から11月7日まで、十日町市と津南町で開かれる。前回の2024年は延べ約54万6,000人が訪れ、このうち外国人は約9万5,000人だった。世界的なメディアでの紹介を追い風に、芸術祭の年に向けて海外からの旅行者がさらに増えることが期待される。

【関連リンク】
National Geographic「Best of the World 2027」(英語)
新潟県「米有力メディアにおける『Best of the World 2027』に選出されました」

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