新潟市中央区に「あがの割烹 千原六助」がオープン

木の趣が美しくモダンな風情も漂わせる店内。以前この場所で営業していた「而今」の店主は、「よね蔵グループ」に勤務していた際の先輩にあたる

牛肉「あがの姫牛」や養殖うなぎ「あがの夢うなぎ」など地場の食材を使用

10月4日に、阿賀野市の多彩な食の魅力を堪能できる「あがの割烹 千原六助」(新潟市中央区東堀通九番町1407-3-1F)が古町にオープンする。場所は東堀前通に移転した「和食道 而今」の跡地になる。

阿賀野市出身の店主・早川さんは、調理師専門学校を卒業後、東京の老舗割烹で一流の日本料理の技術を、そして新潟の居酒屋チェーン店では素材の良さを引き出す調理方法を体得。「たくさんある居酒屋の中で光る独自性を考え、阿賀野市を食で伝える『あがの割烹』という新ジャンルを築くことを目指しています」(早川さん)。

実際に千原六助のメニューは、牛肉「あがの姫牛」や養殖うなぎ「あがの夢うなぎ」をはじめとした豊富な地場の食材や、ドリンクもスワンレイクビールや阿賀野市の酒蔵のものが中心だ。食器も丸三安田瓦(阿賀野市)のテーブルウェアブランド「TSUKI」シリーズや阿賀野市の桜の木を使ったコースターを採用するなど、細部にまでこだわりをみせる。「締めにオススメ」という小田製陶所(阿賀野市)の蒸しかまどで炊く米は、親戚のやまびこ農産が手がけるやまびこ米を使用している。

「席数は14席。お客様が落ち着いてお食事が楽しめる空間で、作り手も細部にまで目が行き届くサイズです。『而今』さんも移転先は古町ですし、一緒に古町の明かりを灯す仕事ができたら」と早川さん。今後はさらに「千原六

助」のブランドを確立し、様々な飲食業態への展開を描いている。

小麦粉も阿賀野市産の「ゆきちから」を石臼で挽いたものを採用。箸置きも安田瓦製

あがの割烹 千原六助店主・料理人 早川健人さん
1984年生まれ。武蔵野調理師学校を卒業後、割烹「日本橋 とよだ」で5年間修行。その後新橋の居酒屋勤務を経て新潟へ帰郷。新潟県内外に店舗を展開する「よね蔵グループ」では料理長を務めた経験も持つ。「五十嵐邸ガーデン」などを運営する株式会社天朝閣にて統括料理長として活躍し、県外への新店舗立ち上げも経験後、2019年「あがの割烹 千原六助」オープン。「千原六助」とは、早川さんの出身地である旧水原町の地名「千原」に屋号の「六助」を組み合わせたもの

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