村上市で児童が「タコだまし漁」を体験【村上新聞】

伝統漁法に親しむ児童ら

村上市の瀬波小学校(深澤隆司校長)の3年生41人が先月30日、海府ふれあい広場前の海岸で、上海府地域の伝統漁法「タコだまし漁」を体験した。
これは、郷土や伝統について学ぶ総合学習による取り組み。キャリア半世紀以上の地元ベテラン漁師・太田純一さん(71)をはじめ、上海府地区町づくり推進委員会メンバーらが漁具の準備や漁法の紹介などの協力を実施した。

カニの形をした疑似餌がついた竹竿でタコをおびき寄せる

フックのついた竹竿でタコを水から揚げる

漁具はカニの疑似餌がついた竹竿と、フックがついた竹竿というシンプルなもの。岩の隙間に潜んでいるタコを疑似餌でおびき出し、フックで揚げるという漁法を教わった児童らは、一斉に岩礁へ。ゴツゴツとした足場と慣れない道具に苦戦しながら、根気よく海中を見つめていた。

タコが隠れていそうな場所を狙った

一番乗りでタコを捕まえた、東海林光君(9つ)は「タコはなかなか捕まらなかったけれど、持ち上げたら重かった。さわったらヌルヌルします」と笑顔。果敢にタコを追っていた富樫桔樹君(8つ)は「水の中のタコはすばしっこくてかわいいので、捕まえてみたいです」と息を弾ませていた。同学年では今月半ば、同地域の主婦らによる伝統料理「タコ汁」を味わうという。

水中では素早く、陸にあがっても扱いにくいタコを捕まえた瞬間は格別

村上新聞2019年10月6日号

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