平成30年の外国人宿泊者数における、新潟県内の地区別推計結果が公表される

初めて一般に公表された、県内地区別の外国人宿泊者数

新潟県が6日、平成30年の外国人宿泊者数の、県内地区別推計結果を公表した。

平成30年の県全体の外国人宿泊者数については、県が観光庁の宿泊旅行統計調査に基づき算出した結果を今年6月に公表しており、その総数(延べ宿泊者数)は404,890人泊であった。この数字を県がさらに、地区別に分けて推計したものが6日に公表された数字で、次の通りであった。

地区名 平成30年宿泊者数
(県計に占める割合)
対前年比 国籍・地域別構成比(上位3市場)
県北・新潟 92,627人泊
(22.9%)
+20.8% 台湾24% 中国23% 韓国10%
県央・長岡 43,240人泊
(10.7%)
+18.5% 中国29% 台湾7% 韓国7%
魚沼 188,445人泊
(46.5%)
+66.3% 台湾20% 中国14% 香港13%
上越 55,256人泊
(13.6%)
▲21.7% 豪州15% 韓国6% 香港4%
佐渡 25,232人泊
(6.3%)
+38.4% 台湾60% 中国8% 米国7%
県全体 404,890人泊 +28.4% 台湾20% 中国16% 香港8%

※地区別及び県全体の宿泊者数はそれぞれが推計値のため、各地区の合計と県全体の数字は一致しない。

さらに市区町村別で5,000人以上の外国人宿泊者数があったのは、次の通り。

【県北・新潟】
新潟市(80,526人泊)、新発田市(5,723人泊)

【県央・長岡】
長岡市(29,817人泊)、燕市(5,032人泊)。

【魚沼】
湯沢町(108,976人泊)、十日町市(61,524人泊)、南魚沼市(11,429人泊)

【上越】
妙高市(47,339人泊)、糸魚川市(5,419人泊)

【佐渡】
佐渡市(25,332人泊)

顕著に外国人宿泊者数が伸びたのは、対前年比+66.3%となった魚沼地区で、県によると平成30年7月から9月にかけて開催された「大地の芸術祭」に同地区を訪れ、宿泊した外国人旅行客が多かったことが影響した。

また佐渡地区も、対前年比+38.4%と大幅に外国人宿泊者数が増加。県によると、これは平成30年、新潟・台北線を利用した台湾からの団体ツアー客が大幅に増加したことが主な要因であった。

一方で上越地区においては、対前年比▲21.7%と大きく減少した。これは平成30年1月から2月にかけて行われた、妙高冬季国民体育大会に参加する日本人選手団が多数宿泊したことにより、外国人旅行者が大きく減少したことによる。

なお県では平成30年以前から、外国人宿泊者数における県内地区別の推計数を把握し、各自治体にはフィードバックをしていた。しかしこれを広く一般に公表するのは、今回が初めて。

公表した理由について県は、「国内人口および旅行者数が減少し、インバウンドが増えている中、改めて県全体で外国人旅行者の存在に目を向けるため」としている。地域ごとの外国人宿泊者の多寡に着目したり、地域間の競争を進める意図はないとのことだ。県では来年以降も、毎年10月目処に今回と同様、前年の外国人宿泊者数の地区別推計値を公表していく予定。