「脳梗塞リハビリセンター新潟」がアピタ新潟亀田店(新潟市江南区)に移転オープン


4月1日に移転オープンする「脳梗塞リハビリセンター新潟」

株式会社はあとふるあたご(新潟市中央区)が運営する「脳梗塞リハビリセンター新潟」が4月1日、新潟市江南区にあるアピタ新潟亀田店(2階)に移転オープンする。これまで新潟駅にあったが、高架下工事により移転することになった。移転により、スペースが30坪から35坪に拡大した。

センターでは、脳梗塞や脳出血など脳血管疾患後遺症に苦しむ人を対象に、鍼灸、理学療法士や作業療法士による施術、運動トレーニングを組み合わせた「完全マンツーマンの保険外リハビリサービス」を提供している。

脳卒中(脳梗塞、脳出血)については、患者数118.3万人、年間発症数は29万人(いずれも平成26年数値)となっていて、発症者の8割に後遺症が残るほか、自宅復帰率は8割、仕事復帰率は3割にとどまっている。また2040年には、288万人に増加すると予想されている。

リハビリが重要と言えるが、現状、最大で180日間しか入院できない(実際の平均入院日数は70日程度)うえに、退院後の通院外来も週1回程度というのが一般的という。また、介護保険が適用となるリハビリもあるが、グループリハビリが中心で、個人に最適なリハビリを受けることが難しい現状があるほか、そもそも40、50歳代の人は保険適用とならない。

このため、いわゆる「リハビリ難民」が増えていて、厚生労働省も保険外のリハビリに前向きな姿勢を打ち出している。

こうしたなか、はあとふるあたごでは、国内で約20センターを展開する株式会社ワイズ(Y’s、東京都)のフランチャイジーとして、2017年に、マンツーマンのリハビリを行う「脳梗塞リハビリセンター新潟」をオープンした。

絨毯、フローリング、畳DENO歩行訓練ができる

スタッフは、神奈川総合リハビリテーションセンター(神奈川県)、竹田総合病院(福島県)、白根大通病院(新潟市)などで約40年間経験してきた理学療法士、新潟医療福祉大学の先生など。個々の目標(通勤できるようになりたい、一人frトイレに行けるようになりたい、車椅子を一人で乗れるようになりたいなど)を決めたうえで、マンツーマンのリハビリ(動作確認、ストレッチ、歩行訓練など)を行っていく。また、リハビリ前には、10年のキャリアを持つ鍼灸師が、鍼灸を行うという。このほか、同センターの資料によると、ワイズが独自開発し、脳が司る運動・言語などの機能を取り戻していくための「リハセン式活脳プログラム」もあるようだ。

鍼灸も実施している

一方、毎日センターに来てリハビリをするわけではないことから、自宅リハビリサポート(自主リハビリ計画表、自主リハビリ課題、家族向け自宅リハビリ介助指導、家族向け自主リハビリ補助・生活介助の指導、相談)も提供している。

60日間の間に、こうしたリハビリを16回(1回120分)利用して、料金は27万5000円(税別)。これまでに、脳梗塞を患って左手が上がらない状態となった70歳代の女性(農家)が、2ヶ月のリハビリで「鍬を持って仕事ができるレベル」まで改善したケースなどがあるそうだ。

なお、この「60日間改善リハビリ」コースをリピートして利用し、その都度目標を高めていくこともできる。

一方、ワイズ全体のデータになるが、利用者は40歳代(15%)、50歳代(28%)、60歳代(24%)などとなっている。また、(介護保険適用の)デイサービスを利用する一方、デイサービスのない日に、(保険外の)リハビリに来るという高齢者もいるそうだ。

人生100年時代といわれるなか、健康寿命を高める同センターの取り組みに今後さらに注目が集まりそうだ。

脳梗塞リハビリセンター赤坂と脳梗塞リハビリセンター大阪に導入されているVRリハビリ機器「mediVRカグラ」。ゲーム感覚でリハビリができる医療機器で、新潟では、内覧会用に1日限りの限定でお目見えした。ただ今後ニーズがあれば、導入を検討していくという。



無料ユーザー登録すると、コメントを投稿できます。無料ユーザー登録はこちら

0 件のコメント

コメントはこちらから