300年の伝統を誇る「白根大凧合戦」が中止に

昨年の白根大凧合戦の様子

新潟市は7日、新型コロナ感染症の拡大防止のため、6月4日から8日まで開催を予定していた「白根大凧合戦」に関わる全ての催しを中止することを決定した、と発表した。

白根大凧合戦は、300年の歴史を誇る凧の祭りで、新潟市南区の白根地区と味方地区で毎年6月上旬に開催。毎年、空を舞う畳24畳分の大凧を見よう大勢の客で賑わう。

江戸時代の中頃、中ノ口川の堤防改修工事の完成祝いに、白根側の人が凧を揚げたところ、対岸の西白根側に凧が落ち、田畑を荒らしたことに腹を立てた西白根側の人が、対抗して凧を白根側にたたきつけたことが、起源と伝えられている。

過去には、洪水(1868年)、白根大火(1931年)、太平洋戦争の戦中・戦後(1944年〜47年)などで中止となったことがあるという。

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新潟市南区で「白根大凧合戦」が開催中(2019年6月9日)
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