ラーメン激戦区の新潟県の5大ラーメンになぜ上越エリアは入らないのか?

県内外からも「ラーメンのレベルが高い」と評価されているラーメン激戦区の新潟県。新潟県内のメディアなどが県内を代表するラーメンとして「新潟5大ラーメン」と称している。具体的には、長岡生姜醤油、燕背脂、新潟濃厚味噌、新潟あっさり醤油、三条カレーの5種類のラーメンだが、なぜかラーメン激戦区と言われる上越エリアは5大ラーメンには入っていない。しかし、上越エリアにも昔から庶民に愛される名店が数多くある。

創業当時から変わらぬ独自ブレンドの白味噌にニンニクが効いた「食堂ミサ」(新潟県妙高市)の味噌ラーメンは、上越エリアの人なら一度は口にしたことがあるソウルフードで、たまねぎと、もやしが大量に入っているのが特徴だ。

「食堂ミサ」の味噌ラーメンと並び人気なのは、70年以上の歴史がある上越妙高豚骨ラーメン。その原点と呼ばれるのが「オーモリ新井店」(新潟県妙高市)だ。その美味しさは、妙高市出身の人気ユーチューバー、HIKAKINさんも自身のチャンネルで絶賛しているほど。オーモリの豚骨スープは九州地域の豚骨ラーメンのように白濁ではなく透き通っており、一気に沸騰させずに約15時間長時間煮込むのが特徴だという。

「食堂ミサ」と「オーモリ新井店」のラーメンは冷凍ラーメンも販売しているので、全国どこでも自宅で店の味が再現できる。

さらに、上越エリアの新名物は、新潟県上越市のラーメン店有志で構成する上越愛麺会(会長・麵屋あごすけの月岡二幸代表)が冬から春まで恒例で提供する雪むろ酒かすラーメンだ。上越産の酒粕、雪室に貯蔵した食材を使用し、発酵食品や上越産の野菜、魚介類等をトッピングに使用するという3つのルールに則り、市内19店舗が各店オリジナルの雪むろ酒かすラーメンを提供するというもの。

元月刊新潟komachi 広告営業の相澤一恵さんは、「雪むろ酒かすラーメンは、味噌ベースのものから、青唐辛子を使用したエスニックな雰囲気を感じるもの、贅沢にフォアグラを使用したものまで千差万別で違いが楽しめる。『食堂ミサ』や『オーモリ新井店』など個性派揃いの上越妙高エリアもぜひ仲間に入れていただきたい」と話していた。

また、あるメディア関係者は、「新潟県内メディアの本社が新潟市に集中しており、上越エリアは陸の孤島。人口比から言っても、下越に比べて上越エリアの情報はメディアに載りづらいという事情もあるのではないか」と分析している。

燕背脂ラーメン

長岡生姜醤油ラーメン

ラーメン豚骨しょうゆ味(オーモリラーメン新井店)

オーモリラーメン新井店(新潟県妙高市)

食堂ミサ(新潟県妙高市)

(文・梅川康輝)

こんな記事も