「全市が同じ日に1つになるイベントは唯一」新潟県上越市のえちご・くびき野100㎞マラソンが10月開催


過去の大会のスタートの様子(提供・上越市役所)

北海道のサロマ湖100㎞ウルトラマラソン、四国の四万十川ウルトラマラソン、隠岐の島ウルトラマラソンなど全国的に有名な100キロマラソンがあるが、そこに肩を並べるほどの規模の新潟県内の100キロマラソンがある。それは、今年10月に開催される新潟県上越市のえちご・くびき野100㎞マラソンだ。

えちご・くびき野㎞100マラソンは、海から山まで上越市全域を周るマラソン大会で、約30年前から2年に1回のペースで開催されているが、実は前回、前々回と中止を余儀なくされており、今年の開催は実に6年ぶりということになる。

前々回の2018年は台風のため、前回の2020年はコロナ禍のために中止となった。ランナーにとっても待ちに待った開催となるが、早川剛副実行委員長は「6年経ったので、ランナーも高齢化もある。参加者の年代を見ると、一番多いのが50歳代で、次いで40歳代と続く。100キロとなると、ある程度慣れた人でないとできない。鍛えていないとできない」と話す。

また、「この大会は、地区外から来られる方も多く、リピーターが本当に多い大会だ。おもてなしが日本一だと評価もいただき、私たちもそう自負している。今回、新しいランナーやリピーターが来ても『スケールダウンした』と言われないように頑張りたい」と早川副実行委員長。

おもてなしは、ボランティアが上越市の各区の特徴的な食べものを出すというもの。海の方面では海鮮汁が出たり、数年前に出来た60キロコースでは、スキー発祥の地である金谷山(かなやさん)で上越名物のスキー汁が出されたりするという。また、新米のおにぎりなども好評だ。

「やはり、距離が長いのでランナーもおなかがすく。ただし、おなかがいっぱいにならないように小盛りにしてある。今回もコロナ禍ではあるが、特色ある食べものをできるだけ提供できるように計画しているところだ」(早川副実行委員長)。

過去の大会で早朝から走る人たち(提供・上越市役所)

一方で、ランナーの内訳だが、新潟県外が約7割で、上越市外も全体の約8割と市外県外が圧倒的に多いといえる。

「近隣の宿泊施設も100キロマラソンでかなり埋まっていると聞く。今回は約1,800人が来るので、経済効果も大きいと見ている」と早川副実行委員長。

なお、100キロマラソンは早い人では7時間ほどだが、制限時間が一番長い組で14時間と設定してあり、14時間でゴールできなかった人はリタイアとして強制的に終了させられる。

「みなさんジョギングペースで、記録よりも完走を目指しているが、それでも長い。だからこそ、エイド(休憩所)のバックアップがないと走れない。特に60キロコースは、春日山や金谷山や前島密記念館などの名所を周る。一方、100キロの方は山も海も田舎を満喫してもらう。中高年の方が多いので、自分の原風景を見るようでノスタルジックな感じがあり、都会の人には好評だ」(早川副実行委員長)。

完走すると、自分の記録が入った完走証(WEB完走証)とメダルをもらうことができる。すでにランナーの募集は締め切っているが、参考までに記載すると、費用は100キロが2万2,000円、60キロが1万6,000円となっている。

早川副実行委員長は、「上越市には高田城址公園観桜会など大きなイベントがあるが、100キロマラソンほど上越市が広域で全市が同じ日にひとつになるイベントは唯一だと自負している」と話していた。

早川剛副実行委員長

(文 梅川康輝)



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