「新潟の運搬に革命を」万代テラスハジマリヒロバでドローンを用いたフードデリバリーの実証実験

TOMPLA株式会社(新潟市中央区)、有限会社弘真物流(新潟市東区)、株式会社出前館(東京都)、株式会社ピーエイ(新潟市中央区)は7日、新潟市信濃川万代テラスハジマリヒロバで、信濃川万代テラスにおけるドローンフードデリバリーの検証実験を実施した。

この事業は、ドローン利用事業者の拡充を目指し、様々なエリアで一般顧客が日常でドローンデリバリーを利用できる状態を目指すという趣旨だ。この実証実験は、商用化のためのパッケージが用いられた国内最初の事例で、日本初の人口集中地区でのドローンデリバリーの商用実用化の検証実験だという。

使用されたドローンは、機体重量6.3キログラムの宅配用ドローンで、飛行可能距離は17キメートル(積載量などにより変化)、飛行可能時間は15分程度、最高速度は時速68キロメートル、積載可能重量上限は4キログラム。ドローンに付属されたデリバリーボックスのサイズは、高さ45センチ、横30センチ、奥行き25センチのものが取り付けられている。

実験は、新潟市信濃川万代テラスハジマリヒロバに設置されたドローンの離発着場から対岸に設置された離発着場へ、デリバリー運搬を想定して、往復させるというもの。当日は、曇りだが風も強くなく、ドローンを飛ばすには好条件となっていた。

実証実験はスムーズに進行し、3分程度で対岸の離発着場に到着していた。この実証実験は、6日から16日まで行われている。(月曜日は定休、雨天荒天時休業あり)

実証実験に参加した、弘真物流の大関真子(まさこ)代表取締役は、「練習の成果が出たと思う。今回はフードデリバリーだったが、今後は医療に係ることにもチャレンジしていきたいと思う。フードデリバリーだけではなく、震災の時だとか、過疎化地域などの交通の便の悪いところに向けて、何か力になっていけたらと思う」と語った。

左から 株式会社ピーエイの莨谷大(たばこやだい)ハジマリヒロバ支配人兼“ハジマリ”プロデューサー TOMPLA株式会社の藤本高史代表取締役 株式会社出前館シェアリングデリバリー本部の森山海太本部長 有限会社弘真物流の大関真子(まさこ)代表取締役)

ドローンが飛ぶ様子

ドローンを制御する様子

付属されたフードデリバリーのボックス

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