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株式会社福田組(新潟市中央区)の2020年12月期決算(連結)は増収増益

福田組(2020年8月撮影)

株式会社福田組(新潟市中央区)は15日、2020年12月期決算(連結)を発表した。売上高は1,857億6,400万円(対前期比2.0%増)、営業利益は89億500万円(同10.6%増)、経常利益は90億3,800万円(同8.2%増)、親会社株主に帰属する純利益は59億7,900万円(同9.2%増)だった。

売上高は、当期受注高が前年を下回ったものの、建設事業の前期繰越高が高水準だったことや、懸念されていた新型コロナウイルス感染症拡大による工事の中断や進捗の遅延がない状態のまま、大型工事の完成や工事施工が順調に進捗したことなどにより伸びた。なお福田組単体は売上高減少(後述)だったものの、福田道路以下主要子会社が大幅に増加したという。

利益面は、売上高の増加や採算性の高い工事物件が完成したことなどによる粗利益率の上昇が大きく貢献したほか、懸念されていた新型コロナウイルス感染症拡大による損失も生じなかったことから伸びた。

福田組単体の経営成績については、売上高は、当期受注高が新型コロナによる営業機会の損失が大きく影響して、前年同期比2.5%減の1,169億円余となった。

単体の利益面では、採算性の高い工事物件が完成したことなどによる粗利益率の上昇に伴い、売上総利益が前年同期比4.4%増の99億円余となった。また連結同様、販売費および一般管理費で人件費などの増加が生じたが、営業利益(前年同期比2.6%増の57億円余)、経常利益(前年同期比1.2%増の62億円余)といずれも拡大した。ただ、投資有価証券評価損などの特別損失が前年よりも大きく計上されたため当期純利益は、前年同期比2.4%減の41億円余となった。

報告セグメントの業績については以下のとおり。

【建設事業】
売上高は前年同期比1.4%増の1,816億円余となり、セグメント利益も前年同期比10.9%増の87億円余となった。

【不動産事業】
売上高は前年同期比40.8%増の36億円余となり、セグメント利益は前年同期比15.6%減の2億円余となった。

【その他】
売上高は前年同期比0.6%増の6億円余となり、セグメント利益は前年同期比22.5%減の3,000万円余となった。

一方、今後の建設業界は、国土強靱化のための予算は確保されているものの、感染症対策に多額の予算を投じざるを得ないことから、一般の公共建設投資は減少するものと思われる。また、民間建設投資も宿泊施設の建設も大きく減少しており、オフィスビルなども働く場所や働き方が変わりつつあり、新規の設備投資は当面、低水準で推移するものと予想される。

一方、堅調なEC取引から需要が見込まれる物流施設や脱炭素社会実現に向けた再生可能エネルギー関連施設などは好調で、こうした分野の受注を目指していくという。

なお2021年12月期の連結業績については、売上高1,750億円、営業利益78億円、経常利益80億円、親会社株主に帰属する当期純利益53億円を見込んでいる。同社単体の次期業績については、受注高1,110億円、売上高1,087億円、営業利益53億円、経常利益58億円、当期純利益41億円を見込んでいる。



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