暑中見舞い

来年7月に開業予定の「道の駅あがの」(新潟県阿賀野市)の駅長に就任した坂井文さん


駅長に就任した坂井文さん(左)と株式会社あがの代表取締役の加藤宏隆さん

今年4月1日、新潟県阿賀野市京ケ瀬地区に2022年7月開業予定の「道の駅あがの(仮)」の駅長に、阿賀野市(旧水原町)出身の女性・坂井文さん(33)が就任した。坂井さんは全国を対象に行なった駅長公募に応募した21名の中から書類審査や面接を経て選ばれた。

駅長といえば、年配の男性を想像する読者も多いと思う。実際、21名の応募者は50〜60歳代の男性が多く、女性は2名だけだったという。そうした中、なぜ坂井さんが選ばれたのか? 取締役(市内各地区から選ばれている副会長7名)とともに面接にあたった株式会社あがの(道の駅あがのの運営会社)の加藤宏隆代表取締役は、坂井さんを選んだ理由をこう説明する。「面接ではプレゼンテーションを20分、その後、質疑応答を20分行いましたが、その中で、『道の駅から阿賀野市を良くしたい』という思いがとても伝わってきました」

坂井さんは現在、夫と小学4年生の息子ととともに阿賀野市で暮らしている。出産を機に一度仕事を離れたが、数年前に、農作物直売所「わくわくファーム」(新潟市北区)に併設されている焼き芋販売店で働き始めた。ここで、新潟の農作物や食の素晴らしさ、生産者の思いを感じることができたという。その後、生活協同組合パルシステム新潟ときめきに転職し営業職に従事。「今度は消費者に近い立場から食を考えることができました」(坂井さん)と振り返る。

さらにその後、JAささかみが、主に首都圏の生協との交流事業を行う目的で立ち上げたNPO法人食農ネットささかみに就職。田植え体験などイベントの企画、阿賀野市の食材を使った商品づくり(エゴマ油と有機米のセットなど)などに携わったという。「(食と農を中心に)阿賀野市の素晴らしさを見つめ直す機会になりました。また農業の6次産業化について勉強することもできました」(同)

坂井さんは、こうした経歴を生かしながら、「地域の色が出た駅を目指していきたい」と語っていた。

その道の駅あがのは、入居テナントなどは未定だが、フードコート、カフェ、物販、直売所、観光案内所、公園などができる予定。「阿賀野市には(ヨーグルト、養殖ウナギ・サーモン、有機米、清酒、地ビールなど)素晴らしい食がたくさんあります。そうした食の魅力を発信していきたい」(同)と話す。また、阿賀野市全体の観光活性化も目指していて、自ら企画した道の駅発阿賀野市ツアーなどを提供していくことも検討しているそうだ。

道の駅建設地(阿賀野市ホームページより)



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