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「祭り~地域の人たちの想い~」 春日鬼組(2021年4月12日・14日)【(株)佐渡テレビジョン】

4月15日をピークに島内で行われた春まつり。新型コロナウイルスの影響で中止や縮小を余儀なくされながらも、伝統を絶やすまいと今年は工夫をしながら祭りが行われた地域もあります。シリーズ「祭り~地域の人たちの想い~」。きょうは両津地区の春日鬼組について、その想いに迫りました。

両津地区春日のとある小屋の中。春日神社例大祭を2日後に控え、春日鬼組の最後の練習が行われていました。春日鬼組といえば、新鬼の子どもたちによる勇壮な舞いや、海外から訪れるパフォーマーによる国際色豊かな演奏が披露されるなど例年賑わいを見せていました。

しかしながら、今年はコロナ禍のため、海外からの参加をはじめ、島外・県外からも「応援に来たい」との声があったそうですが、現在の状況を鑑みて断るなど切ない対応をせざるを得ませんでした。そんな人々の想いを背負い、メンバーは祭り当日に向けて一心に稽古に励みます。子どもの稽古を見守る大人たちは、一つひとつ丁寧に指導しよりよい動きを追求していきます。

子どもの稽古時間が終わると、面をつけた大人たちが稽古へ。通例であれば鬼役の間で使いまわすという面は、感染防止策として「一人一つ」の着用を徹底し祭りに臨みます。

そして先週14日。春日神社例大祭本番の日を迎え、拝殿でお祓いを済ませた鬼たちが境内で舞を奉納します。威勢良く神社を出発すると本体と別班の2つに分かれ、保育園や福祉施設などへ門付けして回ります。門付けに訪れた梅津保育園では、鬼の迫力に驚いて泣く園児もいれば、目を輝かせながらちょうちん持ちとして参加する園児たちも。

1軒1軒門付けするところ、今年は感染防止の観点から大規模には行われずに、来年の門付け実施を目指して厄払いの意味合いを込め、集落の「境」ごとの門付けとしました。また、飲食の提供を受けないほか、門付けの最中には鬼組のメンバー以外との接触は避けるなどの感染防止策に努めました。

春日鬼組は、元々両津夷からの教えを受けて昭和6年から始まったもので、徐々に「見せる」鬼へと変化を遂げていったといいます。本来ならば、今年は春日鬼組の結成90周年という記念すべき年。当初は式典の開催なども検討していましたが、コロナ禍のために断念しました。地域の活力になればとの想いもあり回数もわずかながら決行した門付けは、人々に元気を与えていました。

そして門付け最後の場所は、加茂小学校。全校児童からの熱い視線を受けながら、鬼の勇壮な舞が披露されました。鬼太鼓を心待ちにしていた児童たちからはとにかく大人気で、鳴りやまないほどの歓声が沸き上がりました。ようやく観音堂の前で本体と別班が合流し、すべての鬼が舞を奉納します。威勢の良い掛け声とともに、熱の籠った鬼たちの舞が例大祭の最後を飾りました。

子どもから大人まで集落が一丸となってつくり上げてきた春日の鬼太鼓。来年こそは門付けが行えることを強く願い、伝統の灯を絶やすまいと太鼓の音が町一帯に響き渡りました。

また、祭りの様子は動画で記録され、後日動画配信サイトでも視聴できるようにしたほか、今年参加が叶わなかった海外の仲間へも動画が送られるなど
世界のどこにいても祭りの様子が楽しめる工夫が考えられたそうです。

 

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