【キシャメシ】7月7日 ものづくりとビジネスの街の活力、王道の燕三条系ラーメン

玉ねぎ中華。ちなみに、チャーハンもオススメ

燕三条駅の周辺、狭義で言う「燕三条エリア」はビジネスの街である。ものづくり企業へ赴くため、今日も全国の営業マンが新幹線からホームへ降り立つ。にいがた経済新聞的にもこのエリアは重要で、週に何度も足を運んでいる。

私も含め、靴底を擦り減らす彼らの腹を満たすのは、やはり背脂ラーメンだ。今では多くのメディアで紹介されているので説明不要かもしれないが、元は工場で働く従業員のために趣向を凝らしたことから始まった味。まさに産業・ビジネスの街らしいグルメである。

さて、燕三条駅からの徒歩圏内で外せないラーメン店といえば「龍華亭」だろう。パンチの効いたスープにもちもちの太麺、「燕三条系」の王道を真っ直ぐ行くタイプの老舗。地場産センターのすぐ隣という立地も相まってお昼には多くの人が押しかけるので、いつも少し時間をズラして伺う。

龍華亭

定番の「玉ねぎ中華」を注文し、「大油……」と言おうとして躊躇う。実は今週「燕三条系」は2件目。そろそろ生活習慣病的な言葉が脳裏をちらつくお年頃なので、ぐっと我慢した。地元民なので感覚が麻痺しているが、増さなくてもなかなかの油量なのである。

カウンターから油を引きながらいつもの一杯が登場。「待ってました」と飛びついて指を火傷し、啜ってまた口を火傷したが、構わない。この熱ささえ美味いのだ。濃厚な醤油味と玉ねぎの辛味がガツンと来て、油にも甘味を感じる。ひたすら旨味の塊である。

まさに午後からの活力を補給できる満足感。さて、この味(とカロリー)に見合うだけの仕事をしよう。

(編集部・T)

 

【グーグルマップ 龍華亭】

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