【キシャメシ】「らーめん家コトブキ」(新潟市西区)で約10年ぶりに「ゴマらーめん」をいただく、唯一無二の濃厚な美味さはフォーエバー


新潟市西区寺尾の「らーめん家コトブキ」

取材がてら西区を車で流す。寺尾あたりで「今日キシャメシだった」と思い出した。このあたりを走っていると、創業40年以上の老舗「らーめん屋コトブキ」の「ゴマらーめん」が恋しくてたまらない。若い頃は足しげく通った、記者にとっては唯一無二の美味さ。なぜか10年ほど食べに来てなかったのは、おそらく昼時に寺尾のこのあたりを通っていなかったのだろう。

おなじみの赤いのれん

店まで来ると、いかにも最近リニューアルしましたよ、というピカピカのいでたち。そうそう、靴を脱いで上がるスタイルなのも昔と一緒だ。

なぜかトリオで推されている

席に着く前に券売機へ。目当ては「ゴマらーめん」(税込900円)なのだが、別建てで「ゴマ濃いめ」(税込200円)のボタンがある。コトブキのゴマらーめんといえば、口の中で炸裂する濃厚なゴマ味が知られているが、さらに「濃厚」オプションがあるのか。これは試さないでおられようか。

ゴマスープも濃厚だが、「死刑囚編」と「大ライ台賽編」はバキシリーズの中でも濃厚なストーリー

板の間の大テーブルに案内され、着座して本棚にあった「バキ」を読みつつ着丼を待つ。以前食べた「ゴマらーめん」の濃厚さを思いながら。コトブキのゴマらーめんは、一般的なラーメンカテゴリーである醤油、味噌、塩のどれにも当てはまらない。敢えて言えば担担麺をオマージュしながらも・・・という味だが、食べてみると全くの別物。とにかくゴマ味が強い。強いが、とがらずに実にまろやか。しつこさはないが、中毒性は明らかにある。濃厚ではあるがクドさ、脂っこさが皆無なので、女性人気も高い。記者は「新潟で一番うまいラーメンは」と聞かれてコトブキと答えていた時期もあったくらい。

「ゴマらーめん」(税込900円)+「ゴマ濃いめ」(200円)

もうスープというより「シチュー」みたい。「濃厚民族」にはたまらない

バキも佳境に差し掛かったころ、満を持して着丼。濃いめのオプションを加えたゴマらーめんは、まるで「ゴマのシチュー」に麺を入れたかのごとく。箸でリフトすると、スープを全部引き連れてきそうなくらい濃い。具は昔から変わらない、キャベツ、コーンとひき肉。この味にはチャーシューより断然「ひき肉です!」(言いたいだけ)。
一口。濃いなあ。濃くて深い。もうたまんない、この味。ゴマの旨味の爆弾が破裂したごとし。
そしてコトブキのもう一つ素晴らしいところは、麺。ツルシコ、モチモチ、麺を賛美する全ての形容詞を与えたい。青竹で伸ばした麺を一日熟成して次の日に出しているとのことだが、記者は新潟でこれ以上の中華麺に出会ったことがない。濃厚なゴマスープに負けない存在感だ。

麺を引き上げると、全部ついてきそうな濃厚さだ

・・・この先の記憶は、ない。一心不乱に、夢中になって食べ尽くしたからだ。気が付いたら、満足感とともに空の丼だけが残されていたというありさま。

長く愛されるには、それだけの理由がある。理由がなければ長く愛されない。トレンドがどうとか、そのあたりを超えたところにしか本物はいない。

(編集部 I)

 

【らーめん家コトブキ】

新潟市西区寺尾20-22

営業時間 11時半~15時半

定休日 木曜日

<グーグルマップ>

 

【キシャメシ】は、にいがた経済新聞編集部のメンバーが、日々の取材活動の合間にいただく昼ご飯を日替わりで、真正面から他意を入れず、何モノにもとらわれず、お仕着せのグルメリポートに背を向け綴った、キシャの日常モノローグ。さて明日の担当キシャはどこで何を食べるのか、お楽しみに。

 

【前回のキシャメシ】

地場産野菜やお弁当の直売所、リバーサイド千秋(新潟県長岡市)のわくわく広場(12月1日)


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