【ハード面だけでは対応できない】新潟県の花角知事が今年初の定例会見、令和6年能登半島地震に言及

新潟県の花角英世知事

新潟県の花角英世知事は1月4日、令和6年最初の定例記者会見を開き、記者からの質問に答える形で、令和6年能登半島地震について言及し、今後の対応や所感などを語った。

新潟県の現状について花角知事は、「発生後、ただちに対策本部を立ち上げて対応に当たってきた。(新潟県内の)14市町に災害救助法の適用も決定している。現在のところ、(新潟県内で)人命に関わるような被害は発生していないが、液状化の影響で新潟市を中心に家屋の損害が発生しているので、どのくらい被害が広がっているのか、まさに今調査している」と話した。

1月1日夜、新潟市西区寺尾の様子(読者提供)

また、今後については、「地震に限った話ではないが、しっかりと防災・減災対策を進めていかなければいけないという思いが強くなった。また、ハード面だけでは対応できない。ソフト面での対応、県民の皆様の防災意識の向上が非常に重要だと思っている」と語った。

さらに、「新潟県内の被害状況からすると、ただちに国の支援が必要なものというのはないと思うが、1つ心配なのは、地盤の液状化現象。調査を進めているが、東日本大震災や熊本地震でも大変な液状化現象の問題があり、各地で液状化に対する対策の知見はたまっている部分があると思う。それらを確認しながら検討していかなければいけないと思う。その過程で国へ支援などの協力をお願いするかどうかをという課題になっている」と述べた。

 

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