新潟県胎内市にフードバンク事業の拠点が開設、毎週日曜日に食料品や生活必需品などを無償提供

27日に開設された「フードバンクたいないキボウのヒカリ」

胎内市フードバンク協議会(新潟県柏崎市)は27日、同市東本町の「共生型福祉拠点施設まち・らぼ」内に「フードバンクたいないキボウのヒカリ」を開設した。毎週日曜日午後1時から4時まで、ここを拠点に食料品や生活必需品などを、経済的な理由から支援を必要としている家庭などに無償で提供するフードバンク事業を行う。

コロナ禍により生活困窮者相談窓口を訪れる人が増えていて、地域の社会福祉協議会が、生活困窮者に対しての食料支援を行う活動を実施しているが、その多くがフードバンクからの支援に頼っている状況。こうした中、(一社)みらいず、(福)胎内市社会福祉協議会、(特非)ミンナのチカラの3法人は今年6月10日、設立総会を開き、胎内市フードバンク協議会を設立した。

同協議会では、フードバンクたいない キボウのヒカリを拠点に毎週日曜日、市民や農産物生産者、企業などから無償提供された食料品や生活必需品などを、経済的な理由から支援を必要としている家庭などに無償で提供するフードバンク事業に取り組む。フードバンクたいない キボウのヒカリに取りにきてもらうほか、来ることができない世帯などには宅食も行うという。

なお初日となる27日は13世帯が予約し利用した(うち2世帯が宅配)ほか、2世帯が飛び込みで訪れ利用したという。

一方、胎内市のホームページなどによると、食料品などの寄附を受け付けている場所(フードドライブ設置場所)は、JA胎内市農産物直売所ふれあい逢菜館、胎内市社会福祉協議会、胎内市役所福祉介護課援護係、まち・らぼの4カ所。

米、野菜・果実などの農産物(※逢菜館でのみ受付)、食料品、飲料、菓子類、調味料など、衛生用品(マスク、トイレットペーパー、洗剤、石鹸、シャンプー、消毒液、生理用品など)、文房具(未使用品に限る)、その他生活必需品(未使用品・小物に限る)の寄付を受け付けている。

ただ、消費期限まで15日未満の食材・食品・飲料(野菜・果実などの農産物を除く)、衣類、家電製品、家庭で調理した食品など、書籍、雑誌、DVDなど、その他大型のもの(概ねトイレットペーパー12ロールより大きいもの)の寄付を受け付けていない。

◎フードバンクたいないキボウのヒカリ 概要

場所 胎内市東本町22—31 共生型拠点福祉施設まち・らぼ 2階地域交流スペース
開設日時 毎週日曜日午後1時から4時まで
予約申込 下記のホームページからできる
ホームページ http://foodbank-tainai.org/fbt/

(上写真3枚)初日から多くの食料品や生活必需品などが集まった

共生型福祉拠点施設まち・らぼ 外観

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