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ダイニチ工業株式会社(新潟市南区)が加湿器の新モデルを発表、スマートリモコンによる遠隔操作や小型モデルへのトレイカバーを採用


小型モデルの「RXTシリーズ」でも交換式のトレイカバーを採用した

家庭用石油ファンヒーター最大手のダイニチ工業株式会社(新潟市南区)は28日、2021年の新製品発表会をオンラインで開催した。今回の発表会では同社が2020年大きく販売を伸ばした加湿器の新モデルが登場。吉井久夫代表取締役社長は今後の加湿器の展開についても「エアコンなどと同じように、生活必需品にしていきたい」と意欲的な姿勢を見せた。

ダイニチでは例年、夏時期に東京都内で新製品発表会を行っているが、2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響から開催を中止。長引くコロナ禍の状況を見て、2021年は同社初となるオンラインでの開催となった。

 

大型モデルと小型モデルをそれぞれ改良

今回は同社の主力である石油ファンヒーターの発表はなく、コロナ禍で急速に販売を伸ばした加湿器の2021年モデルを発表。外出先からでも操作可能なスマートリモコン対応となったハイブリッド式加湿器「LXシリーズ」と、トレイカバーを採用した小型モデル加湿器「RXTシリーズ」の2種類で、どちらも8月2日から全国の主要家電量販店で発売を開始する。

ハイブリッド式加湿器「LXシリーズ」

スマートリモコンによる遠隔操作のイメージ

2019年に登場した「LXシリーズ」は、一般家庭用と業務用の中間となるサイズで、リビングやLDKなどの広さに適したモデル。気化フィルターへ取り付けるトレイに、業界初となる「トレイカバー」を装着する点に最大の特徴があり、カバーの定期交換によりトレイ本体の洗浄が不要となっている。

新型モデルでは、市販のスマートリモコンとの連携機能を追加。スマートフォンを用いて、屋外からでも運転の開始・停止や、モード切り替え、湿度設定といった操作が可能となった。

「LXシリーズ」は最大加湿量が標準モードで毎時960ミリリットルの「HD-LX1021」が想定売価4万500円(税込)前後、毎時1200ミリリットルの「HD-LX1221」が想定売価4万3,800円(税込)前後。両モデルともに「サンドホワイト」と「モスグレー」の2色を用意する。

 

ハイブリッド式加湿器「RXTシリーズ」

「LXシリーズ」ユーザーの86%がトレイのメンテナンス性の良さを評価している一方で、一般家庭では比較的大型であることから、小型モデルでのトレイカバーの採用を望む声も多かったという。また、マイボイスコム株式会社が2021年3月に実施した調査では、「加湿器を利用したことがない人」「今は使っていない人」の多くが、加湿器を使わない理由に手入れの手間を上げている。

こうした理由からダイニチでは小型モデル「RXTシリーズ」へトレイカバーを採用。この改良にあたっては、特にフロートと呼ばれるトレイ内の水位を測定するパーツの小型化に苦労があったという。

最大加湿量が標準モードで毎時500ミリリットルの「HD-RXT521」が想定売価2万5,100円(税込)前後、毎時700ミリリットルの「HD-RXT721」が想定売価2万8,400円(税込)前後、毎時860ミリリットルの「HD-RXT921」が想定売価3万2,800円(税込)前後となっている。

本体色は、それぞれ「ショコラブラウン」と「サンドホワイト」の2色。「HD-RXT521」のみ「ホワイト×ブラック」を加えた3色で展開する。

 

加湿器市場はアフターコロナでも堅調な予想

ダイニチの吉井久夫代表取締役社長

開会にあたり挨拶に立ったダイニチの吉井社長は、2020年の売上について「近年は暖冬の影響から、石油ファンヒーターの販売の落ち込みが続いていたが、昨年は例年並みの寒さであったため、販売は前年度比120%となった。また、加湿器が新型コロナウイルスの影響で150%の大幅増となった」と話し、今期はその反動から「両者ともに前年比10%減の90%ほどになる」と予測する。

一方で吉井社長は「ファンヒーターは気候によって売上が大きく変わるが、加湿器は未知数。コロナ禍で大きく販売を伸ばした今年からは落ち込むと思うが、関心や認知度も上がったことから期待はできる。ワクチンや治療薬などの進展はあるが、インフルエンザなどと同様にウイルスとの共存が必要となる中で、エアコンや暖房と同様に、加湿器も生活必需品となるよう進めていきたい」と今後の加湿器展開への希望も語った。

前述の「LXシリーズ」の出荷台数は2020年に前年度比約3倍と大幅な伸びを見せたが、コロナ禍前の2019年も当初の計画を1.7倍で上回る堅調な販売だった。吉井社長は2020年からの10%減を話すが、それでも2019年比では130%以上増の予測だ。衛生意識の変化したアフターコロナの時代においても、加湿器の市場には注目だ。

 

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