【キシャメシ】新潟初上陸、首都圏で大人気の「七宝麻辣湯(チーパオマーラータン)」がキシャの胃袋をわしづかみにする
2025年2月、話題の店が新潟に初上陸した。
皆さんは「麻辣湯(マーラータン)」をご存知だろうか? 麻辣湯は中国発祥のスープ料理で、「麻(マー)」=痺れる辛さ、「辣(ラー)」=ヒリヒリする辛さ、「湯(タン)」=スープ、という意味なのだそう。四川料理にルーツを持ち、花椒(ホアジャオ)と唐辛子を中心とした辛くて痺れるスープが特徴の料理だ。簡単に言えば、「薬膳スープ春雨」である。
最近では日本でも人気が高まっており、首都圏を中心に専門店が続々増えているのだとか。そして、ついに新潟にもやってきたのだ。
「七宝麻辣湯(チーパオマーラータン)新潟店」は、JR新潟駅万代口から徒歩約2分の場所にある。
この店は、「神の舌を持つ男」と評され、「日本一のラーメン王」と称ばれた石神秀幸氏が代表を務める薬膳スープ春雨専門店だ。石神氏は、中国で200軒以上の麻辣湯を食べ歩き、実際に店舗でも働くなどして研究を重ねたのだそう。いまや全国に数十店舗も展開し、「麻辣湯」ブームの火付け役とも言われている。
面白いのは、具材を自分で選んで重さで値段が決まるセルフサービス形式であること。辛さも調整でき、辛いものが苦手な人でも楽しめるようになっている。
店内のショーケースには、40種類以上の具材(野菜、きのこ、豆腐類、肉類、練り物など)がズラリと並び、この中から好みに合わせて選ぶ。具材はどれを選んでも1g=3.1円で、ベースの麻辣湯(スープ&春雨)620円を土台に、具材の重量によって値段が変わっていくのだ。
初来店では、スタッフさんがシステムを丁寧に説明してくれる。順番が来るとボールとトングを渡され、好きな具材を選ぶのだ。
これだけ種類があると目移りし、あれもこれも手に取ってしまいそうだ。ショーケースには、はかりも置いてあるので、お値段が心配な方は、選んだ具材がどれだけの重さになったか、チェックしてみるといいだろう。
具材を選んだら辛さを決めて会計、そして席に案内されるという仕組みだ。
ちなみに辛さは「0番(辛くない)」から「10番(激辛)」までの11段階で選択可能。初来店では1番がオススメで、スタッフさんによると「食べてみて『思っていたより辛い』というお客さまが多い」という。激辛好きとまではいかないが、辛いものが好きなキシャ。ここは2番(中辛)を選んだ。
ややあって着丼。スパイスの香りが際立っている……!!
キシャが選んだ具材は、チンゲンサイ、きくらげ、ニラ、えのき、肉入りワンタン(4つ)。これで、お会計は1,026円。味玉は、LINE登録特典でサービス。味玉または、モッツアレラチーズを選べるので、ぜひ登録をおすすめしたい。
まずは、スープから。一口含んで驚く。「か、か、からい……!! そしてうまい!!」
唐辛子のピリつく辛さと、花椒の痺れる辛さがキシャを襲う。スタッフさんが言っていた通り、思っていたより辛かった(次回は1辛にしよう)。スープは30種類以上の薬膳素材を加え、辛さと旨みと華やかな香りが渾然一体となっている。チェーン店にもかかわらず、店舗ごとに炊き出し、レシピも若干異なるという。
そして春雨は市販のものより太く、ツルツルもちもちで喉越しがいい。味がしっかりと染み込むように、スープで煮込んだ春雨や野菜を投入して提供しているのだそう。
食べ進めていくと、体がぽかぽかと温まり汗が止まらない! ただ辛いだけではなく、しっかりと薬膳を感じられるのだ。これはスパイス好きにはたまらないおいしさで、完全に胃袋をつかまれた。
そしてヘルシーなのもポイントが高い。おいしく食べてお腹いっぱいになっても、罪悪感がないのだ。下腹が気になる中年キシャにとっては、うってつけ。これは定期的に通うこと間違いないだろう。
次は、どのトッピングを試してみようか。
【七宝麻辣湯(チーパオマーラータン) 新潟店】
新潟市中央区弁天1-2-15 弁天INGビル1F
025-364-2375
営業時間/11時~23時(22時30分LO)
定休日/年末年始
席数/23席
駐車場/なし
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