【今どき選ばれる職場】実質1年半で抜群の採用実績、プライムアシスタンス新潟センターの超現代志向

損害保険大手SOMPOグループのロードアシスタンス会社である株式会社プライムアシスタンスが、新潟市中央区の古町に新たな拠点を構えたのが2024年4月。2012年に同社の地方展開が始まり、秋田から東京、鹿児島へと展開。4番目の拠点として選ばれたのが新潟だった。

そこから実質1年で約100名の社員を現地採用、この春には新卒者も多く入社した。しかも基本的にオール正社員の採用だ。

地方の人口流出、若者の地方離れは年々加速度的に進行し、地域経済の担い手層が減少する大きな理由に「働き場所の乏しさ」が挙げられる。政令市として一定の拠点性を有する新潟市ですらその傾向は顕著で、毎年約1,000人近くの人口減になっている。新潟県全体では、地方としては出色である20以上の上場企業を有するが、それでも若者の地元定着率は低い。そうした中、短期間でこれだけの採用実績を築いた同社の新潟への貢献は計り知れない。

新潟市中央区西堀のプライムアシスタンス新潟センター

「地方に働き場所がない」と若者に見放されながら、一方では人手不足、人材枯渇が横たわるネジレ。地方の企業の多くが採用戦略に苦慮している中で、プライムアシスタンス新潟センターが「選ばれている」ことに刮目せざるを得ない。

同社の新潟コンタクトセンター室長の中島隆志さんに話を聞き、「選ばれる理由」を探った。

300人規模の事業所に向けて

― プライムアシスタンスが秋田、鹿児島に続く第3の地方拠点に新潟を選んだ理由を教えてください

中島(以下略) 当社が第3の地方拠点に新潟市を選んだのには、いくつか理由があります。まず大学、専門学校が多いので採用に有利なこと。さらに当社の業務が365日24時間対応のロードアシスタンスであることから、台風などの自然災害が少なく、安定した環境の下で営業できる点。3つめには県や市から進出企業に対して補助金や助成金など制度面での手厚さが挙げられます。

その他、共働き家庭が多く、家庭における女性の就業率が高いところですね。当社は7割が女性社員ですが、共働きが根付いた地域性があれば、結婚や出産などライフステージ変化のタイミングで一時的に職場を離れることがあっても、復帰しやすい空気ができやすい。女性が働きやすいステージを築きやすいところがあります。

新潟コンタクトセンター室長の中島隆志さん

― 新潟に進出されて1年と少しが経ちましたが、この短い間に大きな採用実績を残されました。しかもほとんどが正規雇用です。新潟市は近年、多くの大手企業がコールセンターを置く「コールセンター銀座」という呼ばれ方もしますが、その多くは非正規雇用で賄われ、これほど正社員比率が高いコールセンターはなかなか見当たりません

それはロードアシスタンスの業務特性にも関係があります。お客様それぞれの多岐にわたるトラブルに適切正確な対応が求められる中で、社員にはやはり安心した環境の下で定着して働いていただきたいという理由があります。3カ月にわたる丁寧な研修期間を設けるなど、充実した教育体制を整えており、社員には長く定着してほしいと考えています。新潟センターの場合も、特に地元採用を重視して、地元で長く働ける職場を作りたいという思いがありました。

― 約1年で100名近い採用実績は出色です。最終的にはどれくらいの規模の事業所を目指されているのですか。

最終的には300人程度の事業所を目指しています。この秋、10月1日入社予定にも25名を採用します。

洗練され、かつ整然と機能的なオフィス空間

マインドとスキルの両立

― ロードアシスタンスの業務について教えてください

ご存じの通り、損害保険会社のロードアシスタンスとして365日24時間、自動車のトラブルに対応します。バッテリー上がりから事故まで、年間120万件以上の問い合わせがあります。様々な車のトラブルに対して、全国約8000社のパートナー会社と連携しながら、迅速な解決を目指しています。

― 一般的なコールセンターと異なる点は?

当社のコールセンター業務は、お客様が抱える「お困りごと」への対応がメインです。特にロードアシスタンスでは、緊急の状況下でお問い合わせをいただくことが多く、私たちはお客様の不安に寄り添った対応を心がけています。多くのお客様からの感謝をいただくだけでなく、社員にとっても大きなやりがいをもたらしています

まるでカフェのような休憩室は、リラックスできるゆったり設計

― プライムアシスタンスで求められる人材とは?

まさに「お客様のお困りごとを解決したい」「困っている人の力になりたい」という気持ちで、お客様からの感謝に喜びを感じるマインドを持った方ですね。スキルとマインドの両立。スキルについては、当社も懇切丁寧な教育システムを有し、後からでも十分身に付きます。もともと「困っている人の力になりたい」という気持ちを持った方は、成長もします。

一つ上のライフワークバランス

― 整然として、機能的で、クリーンネスが行き届いた「かっこいい」オフィスですね

昨今のコールセンター業界は、ファシリティに力を入れる傾向ですが、当社の環境も他社に劣らないと自負しています。就活をされる方も、ファシリティは重視されていますね。

ホテルのようなパウダールームも完備

― 設備面も素晴らしい。休憩室やパウダールームなど、ワーキングスペースではない場所が広々と使われ、そこで過ごす時間も充実する印象です。多くの社員がゆったりくつろげる休憩室の広さですが、半面でパーソナルスペースを保てる完全個室の休憩ブースも設えているのが素晴らしいですね

どうしても「孤独」になりがちなコールセンター業務ですので、仕事仲間とゆっくりコミュニケーションがとれるような休憩室をつくりました。ただ休憩時間はプライベートですから、なるべく一人になりたい、という方もいると思うのです。そういう方のために個室も用意しました。また女性の多い職場なので、パウダールームも清潔で使いやすいものを用意しています。

1人用の個室休憩ブースもあり。一人で音楽を聴きながらゆっくりと

― 新潟センターはどんな社風ですか?

お客様が、まさに自動車のトラブルに遭われているさ中で急を要するので、一人の知識や認識では間に合わないケースも多々あります。そうした時に周りで助け合う雰囲気が、土壌として備わっていますね。決して孤独な仕事ではない、というか。どうしてもそう見られがちな業界なのですが、仕事自体はコミュニケーションをとりながらが多いと思います。だから季節ごとに社内イベントもあり、人と人のつながりが自然にできます。社内イベントなども、こちらから押し付けるのではなく、基本的には社員から上がってきますね。休憩スペースにある自動販売機のラインナップや福利厚生などもそうですが、当社はボトムアップでアイデアが上がってきます。またスープサーバーが入っていますが、これも社員からの要望が活かされています

福利厚生にも、社員から上がってきたアイデアが活かされている

― 勤務時間は1日7時間です。1カ月に10日の休日で年間120日とこれもかなり多い。さらにアニバーサリー休暇、産前産後休暇、プレパパ休暇など社内制度休暇もあり、これに年次有給休暇もプラスされます。ワークライフバランスやタイパを重視する現代の若者には魅力的な職場ですね

業界を見渡しても7時間労働は珍しいと思います。たった1時間短くなっただけかもしれませんが、年間にならせば約245時間も短く、この分をプライベートに割り振ることができるというのは、長い目で考えると大きいですよね。ただ休むだけでなく、その時間をキャリアアップのための学習に充てたり、自分を成長させることもできるわけですから。その分、土日の勤務もあり、シフトも選べるわけではありませんが、そこは個人の考え方、プライオリティの置き方だと思いますね。

― 今秋も、大型の中途募集をされるとうかがいました

はい。10月入社で25名を正社員として採用します。7月より募集をかけております。

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洗練されたきれいなオフィス、年次休暇の多さ、7時間労働が実現するワークライフバランス、コミュニケーションのとれた雰囲気づくり。

プライムアシスタンスが採用に積極的で、しかも素晴らしい実績を残している理由が、こうした社員ファーストな職場環境から見えてきた。

【関連リンク】

プライムアシスタンス新潟センター 採用サイト

 

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