一正蒲鉾、カニかまやキノコなどの販売は好調、しかし原材料費上昇の影響大きく
一正蒲鉾株式会社(新潟市東区)は11月14日、2026年6月期第1四半期決算短信(連結)を発表した。
売上高は74億3,300万円(前年同期比1.2%増)、営業損失は2億1,600万円(前年同期は5,100万円の損失)、経常損失は2億3,500万円(同7,800万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は1億2,100万円(同700万円の純利益)となった。
水産練製品・惣菜事業の売上高は66億300万円(前年同期比1.4%増)と堅調。価格改定効果に加え、スティックタイプのカニかまなどの販売が伸びた。一方、すり身をはじめとする原材料費や労務費の上昇が響き、セグメント損失は6,900万円(前年同期は9,200万円の利益)となった。
きのこ事業は、アウトドア需要向けの大容量商品の提案や業務用チャネルの開拓が奏功し、売上高は7億4,500万円(前年同期比1.2%増)となった。原材料価格やエネルギー価格の高止まりが続いたが、コスト削減や生産効率の向上などに取り組み、セグメント損失は前年からほぼ横ばいの1億7,600万円となった。

