【食中毒】スイセンをニラと勘違い…食後30分で嘔吐 家族が3人搬送(新潟市)

新潟市役所

新潟市は5月11日、自宅に生えていたスイセンをニラと誤認して調理し食した家族3人が食中毒を発症したと発表した。市保健所は、スイセンを原因とする家庭内の食中毒と断定した。

新潟市によると、5月7日17時30分ごろ、90代女性が自宅の庭に生えていたスイセンをニラと誤って採取し、水洗いした状態で台所に置いた。18時ごろ、60代女性がこれをニラと勘違いし、90代女性に確認しないまま豚肉や卵とともに中華風炒めに調理した。

90代女性は19時ごろ、60代男性と60代女性は20時ごろに炒め物を食した。その後、いずれも約30から60分後に嘔吐や下痢などの症状を訴え、市内の医療機関に救急搬送された。3人のうち1人は一時入院したが、既に退院し、快方に向かっているという。

新潟市保健所は、残品がスイセンと鑑別されたことや、有毒成分「ガランタミン」が検出されたこと、症状や潜伏期間がスイセンによる食中毒の特徴と一致したことなどから、食中毒と判断した。

新潟市は、スイセンは加熱しても毒性が残る有毒植物で、ニラと形状が似ている一方、臭いが異なると説明し、「見た目だけで判断せず、香りも確認してほしい」と注意を呼びかけている。また、ニラとスイセンを並べて植えず、区分けやネームプレートの設置を求めている。