【決算】田辺工業、半導体関連工事堅調で増収増益

田辺工業株式会社(新潟県上越市)

田辺工業株式会社(新潟県上越市)は5月13日、2026年3月期決算短信(連結)を発表した。

売上高は523億6,600万円(前期比3.0%増)、営業利益は47億6,900万円(同24.3%増)、経常利益は48億900万円(同23.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は34億5,200万円(同33.2%増)となり、増収増益だった。

設備工事事業では、主要顧客である化学業界向けを中心に、半導体関連のプラント設備工事や電子材製造設備の増強工事、定期修繕工事などを受注した。海外情勢の影響から顧客に投資時期を慎重に見極める動きも見られたが、前期繰越工事などの進捗が順調に推移し、売上高は507億8,600万円(同3.0%増)、セグメント利益は64億3,700万円(同21.6%増)となった。

設備工事事業のうち、設備保全工事は工場設備の定期修繕工事を中心に好調で、売上高は111億9,600万円(同8.3%増)。メカトロニクスも充填ラインや各種自動化機器関連工事の進捗が順調に進み、売上高は39億2,200万円(同77.1%増)となった。

一方、産業プラント設備工事は、受注高が171億900万円(同32.7%減)となり、電気計装工事や送電工事も前期を下回った。

タイで展開する表面処理事業は、自動車向けやHDD向けが横ばいで推移する一方、EV向け需要が堅調に推移し、売上高は14億8,300万円(同8.3%増)だった。

利益面では、工事資材費や労務費の上昇が続いたものの、施工効率の改善やリスク管理徹底の効果により売上総利益率が改善したことに加え、増収効果も寄与した。

2027年3月期の連結業績予想は、売上高500億円(前期比4.5%減)、営業利益38億5,000万円(同19.3%減)、経常利益39億円(同18.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益27億円(同21.8%減)を見込む。

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