【キシャメシ】ニボすぎて滅!極上のうまみに持っていかれる、中華そば さぶろう(江南区)の濃厚肉にぼし

にぼし出汁を使用したラーメンスープというのは昭和の昔からあった。多くは鶏ガラや豚ガラと組み合わせた、隠し味的なものだった。2000年代に登場したのが、にぼしが主役の「にぼしスムージー」のような濃厚スープのラーメン。こちらは発祥が青森らしい。

記者はこれに目がない。とんこつ、鶏白湯や背脂ラーメンなど「濃厚」と称されるラーメン系統はいくつかあるが、50歳を回るといくぶんキツくなってきた。しかしこれが「濃厚にぼし」となるとイケるのだ。

記者の推しの1店は新潟市江南区の「中華そば さぶろう」だ。人気店なので新潟のラーメンフリークで知らない人はもぐりである。昼時はほぼ確実に順番待ちが発生する。ただ実に回転が良く、そんなに長く待たされた記憶がない。あと午前10時からやっているので、ありがたい。

見ていて、実に効率よく稼働されているのがわかるスタッフの皆さん

入り口で券売機で食券を購入。今日は「濃厚肉にぼし(並)」(1000円)と半ライス(100円)で行くとする。

カウンターに座り、周囲を観察。店の奥ににぼしの箱が積まれているのが見える。上質な素材を使っているのだろう。店の規模を考えるとスタッフの数が多め。手際よく動いている。高回転の要因はこれか。

そんなことを考えていると、あっという間に「濃厚肉にぼし(並)」が着丼。オラ、ワクワクすっぞ。

濃厚肉にぼし

見てよ、このスープの「にぼし色」。40年前にいきなりこの様相のラーメンが出てきたら、かなり狼狽したことだろう。令和の今、この色は「美味そう」以外の何物でもないから凄い。

もちろんまずはスープから。うわっ、ビンビンに美味い!にぼしの海にダイブしたかのような「うま味への没入感」。濃厚、うま味が分厚い。うま味BOMB炸裂。一方でまったく嫌味がない。とにかくうま味の純度が高い。にぼしが160キロ越のまっすぐで来る。ちょっと舌先に感触を覚えるくらいの濃厚さだが、にもかかわらず雑味がないキレイなうま味。よほど丁寧な下処理と炊き方をしないと、こうはならないだろう。

まるで「煮干しスムージー」。パンチある強いうま味も、雑味なくキレイ

麺は歯ごたえある自家製麺。太麺で歯ごたえあり、風味に粉の良さを感じる。濃厚なスープをしっかりと受け止める横綱相撲だ。全然負けない、埋没しない、最高に相性が良い。

チャーシューがこれまた、しっかり焼きが入っているのがありがたい。この厚みとジューシーさ。これまた濃厚にぼしとの相性よし。

にぼしの強烈なパンチをしっかり受け止める自家製麺

「肉にぼし」だねい、やっぱり

特筆したいのが刻み玉ねぎの存在感。燕三条の背脂ラーメンにアクセントで用いられるのはご存じの通りだが、濃厚にぼしにも最高に合う。シャキシャキした玉ねぎで少しリセットされ、またスープを欲する。無限ループだな、これ。

で、ライスですよね、やっぱり。濃厚にぼしスープはもはや「ごはんの友」、よろこんで太っていこうと思う。スープ→白飯→麺すする→スープ、という至上の快感ローテ。うま味のるつぼ。

ああ、満足した。裏切らないねえ、この店は。またすぐ食べたくなってきた、冗談抜きで。

(編集部I)

【中華そば さぶろう】

新潟市江南区丸山ノ内善之丞組727-1

営業時間 10:00~15:00

定休日 不定休

<グーグルマップ 「中華そばさぶろう」>

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