【決算】サトウ食品、包装米飯・包装餅が堅調で増収増益

サトウ食品本社(新潟市東区)

サトウ食品株式会社(新潟市東区)は6月12日、2026年4月期決算短信(連結)を発表した。

売上高は517億7,500万円(前期比11.4%増)、営業利益は33億3,600万円(同23.7%増)、経常利益は35億8,900万円(同21.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は28億円(同43.7%増)で増収増益となった。

包装米飯、包装餅製品ともに主力製品を中心に販売が堅調に推移した。もち米や餅粉の価格高騰を背景に、比較的価格が安定している包装餅へ消費者の需要がシフトし、包装餅製品の販売が計画を上回ったことも寄与した。

利益面では、各種原材料費や物流費の価格高騰の影響を増収効果で吸収したほか、減価償却の進行に伴い償却費負担が減少した。第1四半期に政策保有していた三菱食品株式を株式公開買い付け(TOB)に応じて売却したことによる特別利益5億4,600万円が発生し、税額控除制度の活用による税負担の軽減効果も純利益を押し上げた。

製品分類別では、包装米飯製品の売上高は328億7,100万円(同12.3%増)。「サトウのごはん」がパックごはん市場でブランドを確立し、備蓄食だけでなく日常食として需要が広がった。2026年2月には新商品「サトウのごはん新定番」を発売し、4月からテレビCMを全国放映した。

包装餅製品の売上高は188億8,200万円(同9.9%増)。「サトウの切り餅いっぽん」「サトウの切り餅シングルパックミニ」「うさぎもちの焼いて食べるあんこ餅」などのバラエティー商品群の販売促進に取り組んだほか、コメ価格高騰による代替需要品として包装餅の需要が高まった。

同社は包装米飯と包装餅製品について、2025年10月1日出荷分から商品価格を改定し、2026年3月2日出荷分から再度改定した。鏡餅製品も2026年8月3日出荷分から価格改定を予定している。

聖籠ファクトリー(新潟県聖籠町)では、約80億円を投じて「サトウのごはん聖籠ファクトリー第二工場」を建設している。新工場は2026年12月に稼働を開始する予定で、稼働後は聖籠ファクトリー全体で日産約60万食のパックごはんを生産できるようになる。

2027年4月期の連結業績予想については、不安定な国際情勢やエネルギー価格の高止まり、人件費、物流費、原材料価格の高騰など先行き不透明な状況を踏まえ、未定とした。

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