【記者ノート】『西洋絵画400年の旅』と題する東京富士美術館コレクションの83点の名画を一堂に、新潟県立近代美術館にて8月23日まで

会場となっているのは新潟県立近代美術館
モネやルノワール、ゴッホ、シャガールの人気作家ほか、ティントレットやヴァン・ダイクまで
1983年東京都八王子市に開館した東京富士美術館のコレクション約80点の名画が、長岡市の新潟県立近代美術館(長岡市千秋3-278-14)で展示され、県内外から多くの西洋絵画ファンで賑わいを見せている。モネやルノワール、ゴッホ、シャガールといった人気画家のほか、ティントレット、ヴァン・ダイク、クロード・ロランら古典的巨匠の数多くの名画も揃っている。16世紀のイタリア・ルネサンスから20世紀の近現代美術まで400年を超える油彩画の歴史を一望できる絵画展だ。絵画展のタイトルはまさに、珠玉の東京富士美術館コレクションによる『西洋絵画400年の旅』である。開館日は毎週月曜の休館日(ただし7月20日と8月10日は開館、7月21日休館)を除き、開館期間は8月23日まで。当日券一般1600円、大学・高校生1000円、中学生以下は無料に。
絵画ファン、一点一点真剣に観いっていた
絵画全体は、ジャンルやランク付けによって、①神話・物語等の歴史画②肖像画③風俗画④風景画⑤静物画などに分類されているほか、激動の近現代絵画も4分類されており、大変分かりやすい展示になっている。絵画客らの最も眼を引くのは、『フランスの英雄、ナポレオンの肖像』(ジャック=ルイ・ダヴィトドの工房)やルノワールの『赤い服の女』、風景画家カナレットの『ヴェネツィア、サン・マルコ広場』などの名画であるが、83点全ての絵画に客らは足を止めて一点一点を観入っていた。なお、担当学芸員が展示の見どころを解説するスライドトーク(講堂)は7月20日と8月11日の13時30分から14時行われるほか、8月8日9時~17時まで親子ふれあいデー関連企画も実施される。

この日もたくさんの西洋絵画ファンで賑わった
命をけずるような思いで描かれた名画の数々に大感動、生涯忘れられない一日となった
私も西洋絵画展で会場を訪れた際、一点一点を丁寧に鑑賞させて戴き、ヨーロッパの絵画の歴史の深遠さや精緻な描画の美しさに感動するとともに、全ての作品の奥深さを改めて堪能した。村上市から訪れた自営業の内山富美男さん(72)は「生の絵画を見させて戴き、写真などで見るより、人物画や風景画はじめ全ての作品の色使いなどに大感動した。どの作品も命をけずるような思いで描かれていることが分かり、二度と経験出来ないような素晴らしい名画にこのように出会えたことを大変嬉しく、生涯忘れられない一日となった」と語っていた。なお、東京富士美術館には、国内外で制作された幅広い時代の絵画、彫刻、写真、陶磁器、武具など約3万点のコレクションを誇る日本でも有数の美術館であり、巡回展などの催し物は全国各地で行っている。
竜 哲樹(にいがた経済新聞ライター)