【若者に選ばれる職場と業種目指して】小木建設とデフェンス警備保障がユースエール認定

左から、小木建設の小木一晴代表取締役、新潟労働局の黒部恭志局長、デフェンス警備保障の田中達人代表取締役

厚生労働省新潟労働局はこのほど、小木建設株式会社(新潟市江南区)と有限会社デフェンス警備保障(新潟県上越市)を、若者の採用や育成などに力を入れる「ユースエール認定」企業に認定した。8月28日には交付式を開き、黒部恭志局長が各社に認定通知書を手渡した。

ユースエール認定は、若者の採用や育成に積極的で、離職率や所定外労働時間、有給休暇の取得などについて一定の要件を満たす企業(常時雇用する労働者が300人以下)を厚生労働大臣が認定する制度。今回の認定により、県内のユースエール認定企業は127社となった。

認定通知書を受け取る小木代表

小木建設は新潟市江南区の建設会社で、有給休暇の平均取得実績は13.7日、月平均所定外労働時間は4.5時間。研修制度や自己啓発支援制度といった人材育成制度を整備しているほか、インターンや職場見学の受け入れも行っている。

同社の小木一晴代表取締役は「建設業は20年以上人手不足に苦しんでおり、周りの同業者も人材不足で廃業する会社が目立ってきている」と話す。そして、「業界全体では試用期間で辞める方も多く、面談などを通じて(新入社員を)気にかけていく必要があると感じている。ユースエール認定を自負しながら、若者に働く意義や働きがい、地方の中小企業の魅力を感じてもらえる取り組みをこれからも続けていきたい」と語った。

小木建設はグループ全体で労働環境の改善に取り組んでおり、子会社では採用面でその効果が出始めているという。小木代表は「次は子会社の小木工業でユースエール認定を目指したい」と意気込んだ。

デフェンス警備保障の田中代表

デフェンス警備保障は、主に交通誘導警備業務や施設警備、鉄道保安作業などを請け負う警備会社。有給休暇の平均取得実績が15.2日、月平均所定外労働時間が4.7時間で、直近3年間では男性社員の育児休暇取得の実績もある。

同社の田中達人代表取締役は「警備業界も人手不足の中にあり、また、いわゆる3Kのイメージが強いことから若者に目を向けてもらえない状況が続いている。このような現状を改善するため、イメージアップに資するユースエール認定を目指した。警備業務は決して楽な仕事ではないが、人の生命や身体、財産などを守るためには、会社自体も健全な雇用管理とメリハリのあるワークライフバランスが必要」と話した。

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