映画「しびれ」9月25日公開 内山監督「新潟で生まれ育った私が、故郷の冬と、母親との時間を見つめ直しつくった作品」

(c)2025「しびれ」製作委員会
新潟県出身の内山拓也監督が原案、脚本を手がけた映画「しびれ」が、9月25日から全国で公開される。冬の新潟を舞台に、居場所や自身のアイデンティティーを模索する主人公・大地の約20年間を描く。青年期の大地を北村匠海さんが演じる。
作品は内山監督の半生を基にした自伝的な内容で、少年期から25歳までの大地を時系列に沿って描く。日本海沿いの町で暮らす大地は、幼少期の父親との関係などから言葉を発さず、母親の亜樹と生活する。母親が夜の仕事で家を空けることが多い中、自らの居場所を探しながら成長していく。
母親の亜樹役を宮沢りえさん、父親の大原役を永瀬正敏さんが務める。少年期の大地を榎本司さん、加藤庵次さん、幼少期を穐本陽月さんが演じる。このほか、赤間麻里子さん、奥野瑛太さん、赤堀雅秋さんらが出演する。

(c)2025「しびれ」製作委員会

(c)2025「しびれ」製作委員会
内山監督は1992年生まれ、新潟県出身。初監督作「ヴァニタス」でPFFアワード2016観客賞を受賞、香港国際映画祭に出品、批評家連盟賞にノミネートされるなど、海外でも評価を獲得。2020年の「佐々木、イン、マイマイン」では、新藤兼人賞、日本映画批評家大賞などを受賞。2024年「若き見知らぬ者たち」で商業映画デビュー。King GnuやSixTONESなど著名アーティストのMV、短編、広告などの映像作品も手掛け、若年層を中心に幅広い支持を集めている。
内山監督コメント
この映画の脚本を書き始めたのは、私が19歳の頃でした。新潟で生まれ育った私が、故郷の冬と、そこで過ごした母親との時間を見つめ直してつくった作品です。雪、風、海、鉛色の空。そのすべてが登場人物の心と重なり、この土地でしか生まれない映画になりました。痛みや寂しさを抱えながら、その先の希望の方へ向かっていく物語です。観終えたあと、誰かの人生にそっと寄り添うものが残ればと願っています。ぜひ、新潟の皆さまにご覧いただけたらうれしいです。