ツインバードが超低温フリーザー開発 氷点下86度で検体の保管・搬送に対応

11月16~19日にドイツ・デュッセルドルフで開かれる国際医療機器展示会「MEDICA 2026」に出展し、同製品を初公開する予定

株式会社ツインバード(新潟県燕市)は、氷点下86度で細胞や検体を保管・搬送できる「超低温ポータブルフリーザー(SC-UF25)」を開発し、11月中旬に発売する。独自の冷却技術を活用した容量25リットルの小型製品で、再生医療や細胞治療、創薬研究などの分野での利用を見込む。価格は95万円(税別)。

同製品は、ヘリウムガスを冷媒とする「フリー・ピストン・スターリング・クーラー(FPSC)」技術を採用。氷点下86度から同20度まで1度単位で温度を設定でき、細胞や検体などの超低温保管に対応する。重さは約25キロで、施設内や拠点間の搬送にも利用できる。電源は交流100~240ボルトに対応する。

冷凍機の中核部品であるシリンダーとピストンの隙間を0・01ミリに抑えるなど、燕三条地域の精密加工技術を活用した。低振動、低消費電力を特長とし、温度異常を知らせる警報機能や施錠機構も備える。

再生医療や創薬研究の進展に伴い、細胞や検体を超低温で管理する需要が高まる一方、搬送時などに使用するドライアイスへの依存や温度管理の負担が課題となっている。同社は、ドライアイスへの依存を減らし、保管から搬送まで一定の超低温環境を維持する「コールドチェーン」の構築を目指す。

同社は医薬・バイオ分野向けの超低温ソリューション事業を強化しており、今回の製品を氷点下86度対応フリーザーの新たなラインアップの第1弾と位置付ける。

11月16~19日にドイツ・デュッセルドルフで開かれる国際医療機器展示会「MEDICA 2026」に出展し、同製品を初公開する予定。

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