【伝統の職人技も市場縮小に抗えず】老舗額縁メーカー「重山がくぶち」(長岡市)が破産開始決定

株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、木製額縁の製作販売などを手がける株式会社重山がくぶち(新潟県長岡市、設立1971年12月28日、資本金1,000万円、重山郁雄社長、従業員1名)は、10月21日、新潟地裁長岡支部より破産開始決定を受けた。負債総額は調査中。
同社は、創業1963年に遡る老舗企業。日本画や版画用の木製額縁の製作販売を手がけてきた。木材の切断、カンナかけ、ヤスリがけなどの加工を経て、電動のこぎり、カッターなどの工具・機械を用いて額縁製品を仕上げ、その製品は業界から高い評価を得てきた。
しかし、デジタル化に伴う、写真・美術作品の鑑賞スタイルの変化、住宅着工戸数の減少や絵画・写真の飾り付け需要も縮小の一途を辿り、2025年6月期は売上高2,982万円、当期純損失935万円と厳しい業績内容にあった。
市場収縮と採算悪化が進むなか、先行きへの見通し難から事業継続を困難と判断し、今回の事態に至った。