【記者ノート】「道の駅あらい」運営会社・妙高ふるさと振興(株)社長の入村明・元妙高市長インタビュー

空から見た道の駅「あらい」(国道西・東含め)の外観

道の駅「あらい」、平成12年開業、26年目に、令和3年6月県内第1号「防災道の駅」選定

2000年(平成12年8月)国道18号線沿いの妙高市猪野山で開業した道の駅「あらい」も今年で26年目に。上信越自動車道新井PA・スマートICに隣接し、国道18号と高速道路の双方からアクセス出来る(ハイウエーオアシス)ことから、年間約300万人の人達に利用される全国屈指の道の駅として知られる。

開業当初は国道沿いの山側だけだったが、2020年(令和2年)7月には国道18号東側にも拡張し、農業振興施設「四季彩館みょうこう」を核とし、防災広場などを備えた拡張エリアが新たにグランドオープンさせた。2021年(令和3年)6月には防災と災害支援の拠点としての「防災道の駅」に県内で初めて選定された。

敷地面積6.29㌶(国道東・西)、全国屈指規模、駐車スペースに大型車22台や普通車450台

敷地面積は国道18号西側と東側合わせて約6.29㌶にも及び、情報館(観光案内所)のほか物産館はじめ野菜直売所、鮮魚センター、レストラン、ラーメン・そば・回転寿司、コーヒー店、ビジネスホテル、コンビニ、コインランドリーなど約20店舗が並び、連日賑わいを見せている。駐車場は大型車22台、普通車450台(身障車等も)が駐車出来るほか、EV充電施設や無線ランはもちろんのこと、スノーシェルターなども備え、諸設備は充実している。

妙高ふるさと振興(株)社長、入村明・元市長『ハイウエーオアシスの立地や店舗等に恵まれた』

インタビューに応じる道の駅「あらい」の運営会社、妙高ふるさと振興(株)の入村明社長(元妙高市長)

道の駅「あらい」を運営する妙高ふるさと振興(株)の社長を務める入村明社長は、4年前まで妙高市長(5期)を務めていた。従って、道の駅開業から26年が経過したが、道の駅の充実・発展のために約20数年に渡り尽力して来たのが、他ならぬ入村社長でもある。

当事者として道の駅「あらい」に大きく関わった入村社長に今後の事業継続計画も含めて聞いた。「開業後、まもなく市長になったが、道の駅も大事業であり、特に上信越自動車ETC設置など周辺整備に力を注いできた。“ハイウエーオアシス”としての立地によって、全国からお客さんを呼び寄せることが出来た。当然出店して貰った店舗の皆さんにも恵まれたことも良かった。

今後は国や県などと連携して、『防災道の駅』としての役割を大きく果たして行きたいし、そのことが道の駅の大きな発展に繋がるに違いない。今後更に敷地を活かし、東側にはホテル誘致や防災の観点から消防署移転なども出来れば」とも語る入村社長だ。

西側も一部リニューアルし施設(総合インフォメーション、特産品販売や飲食施設等)の拡充図り、東側は災害時対応の防災施設充実を

当初スタートの西側もリニューアルが進められ、総合インフォメーション設置のほか、休憩スペースや子育て応援施設、地域特産品や飲食施設、スポーツ施設、多目的広場、イベント広場などの施設充実を図る。民間整備として健診施設の誘致も検討する。

東側においても、県の地域防災計画に基づく「防災道の駅」としての災害時初動対応スペース、大規模災害時等の広域的な防災拠点施設(自衛隊や警察等の救援活動の防災拠点、緊急物資の基地機能、復旧・復興活動の拠点)だけでなく、民間整備としてハウス栽培施設やバイオマス発電施設なども計画されている。

「全国1234駅、道の駅NO。1を目指したい」

全国には日本全体で1234駅がある(令和8年9月時点)が、来客数は全国的にも上位にランクされる。新潟県内にも国土交通省指定の道の駅は42を数えるが、その規模だけでなく、今後の発展性も含めて全国屈指の道の駅としても認知されている。

最後に「今回のリニューアルによって、全国から出店したいとの声も聞いている。売上も全国トップクラスになることも期待したいし、総合的に道の駅NO.1を目指せればと願っている」との言葉に、一貫して道の駅に情熱を傾けてきた入村社長ならではの想いを強く感じた。

なお、妙高市では令和11年度グランドオープンを目指しているが、同市のリニューアル基本計画でも、整備による効果目標を年間来訪者数を現状より約150万人アップの440万人とするとともに、年間売上高も約2倍の44億円を掲げているのである。

竜 哲樹(にいがた経済新聞社ライター)

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