自然解凍でおいしい「みぞれ餅 胡麻」 月岡温泉から当日座に参加する結城堂


湯気が出ている左の建物が月岡温泉の本店。すぐ右がだんご店。

新潟県を代表する温泉地の一つであり、「美人の湯」としても知られている月岡温泉。この地で約60年、温泉地に欠かせないお饅頭を提供してきた有限会社結城堂は、「月岡のPRに一役買うつもりです」との意気込みで、今年のにいがた冬食の陣・当日座に参加する。

ただの温泉饅頭と、思うなかれ。普段から結城堂が提供しているのは、「作ってから2日目がおいしい」お饅頭だ(通年販売は5種類)。「糖分を抑えたうちのお饅頭は、皮とあんの水分量のバランスが命。それが絶妙になり、しっとり感が出ておいしくなるのが、2日目なんです」と生産者は話す。賞味期限も3日ほどで、生菓子扱い。「日持ちする饅頭を作ろうとすると、水分バランスがおかしくなってパサパサするんです。うちは、それはやりません」(同)という。試食したお客さんが、3日で食べられない量を買おうとすると、「食べられる分だけ買ったほうがいい」とまでアドバイスをするそうだ。

食の陣に話を戻すと、結城堂が当日座に参加するのは、今年が3年目。昨年は「かりんとう饅頭」が大盛況だったとのことだが、今年の同イベントのテーマは「米王国=米文化=米の陣」。そこで今年のメインは、「みぞれ餅 胡麻」で出陣する。

「みぞれ餅 胡麻」

地場産コシヒカリを使った餅に、上質な練りごまがベースの、とろみある胡麻だれの組み合わせ。ただしこれも、ただの餅菓子と思うなかれ。販売するのは、冷凍したものである。

凍ったまま食べるのが好きな人もいるそうだが、冬の時期に同生産者がおすすめする食べ方は、自然解凍。1時間ほど、通常の冬の気温にさらしておけば、「最もおいしく食べられる冷たさ」になるという。一口で食べられる大きさで、噛んだ瞬間に中の胡麻ダレがトロリ。そして、胡麻と餅の自然な甘みが広がる。こちらは饅頭と違い、すぐに食べないのであれば、冷凍の状態のまま一ヵ月ほどは保存が効く。

当日座では、古町五番町にて、黄色と黄緑色の幟が目印。定番のお饅頭や、大人気の「かりんとう饅頭」、新発田の枝豆「大峰かおり」を使った「枝豆まんじゅう」なども販売する。

月岡には温泉だけでなく、「食」もあるのだ。

結城堂のロゴ

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biz Link2020年2月10日号より転載