デンカ株式会社(東京都)が2022年3月期決算(連結)を発表、過去最高益を更新


デンカ株式会社の青海工場(新潟県糸魚川市)

デンカ株式会社(東京都)は11日、2022年3月期決算(連結)を発表した。

売上高3,848億4,900万円(前年同期比8.6%増)、営業利益401億2,300万円(前年同期比15.5%増)、経常利益364億7,400万円(前年同期比13.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益260億1,200万円(前年同期比14.2%増)となり、それぞれ過去最高を更新した。

セグメント別の概要は以下の通り。

 

電子・先端プロダクツ部門

球状アルミナや高純度導電性カーボンブラックはxEV関連(電動車)を中心に販売が伸長した。また、電子部品・半導体関連分野向け高機能フィルムや球状溶融シリカフィラーは5G関連などの世界的な需要の拡大により好調に推移した。このほか、自動車産業用向けの金属アルミ基板など販売は増加し、LED用サイアロン蛍光体“”の販売も概ね堅調となった。

この結果、売上高901億5,200万円(前年同期比16.0%増)、営業利益186億5,600万円(前年同期比31.3%の増)となった。

 

ライフイノベーション部門

新型コロナウイルスの抗原迅速診断キット“クイックナビ ™ -COVID19 Ag”は、感染症対策の一環として迅速な抗原検査体制の充実を図る厚生労働省の配布事業に供給したほか、年明け以降の感染症の再拡大により販売数量が増加した。また、その他の試薬についても国内、輸出とも順調な販売となった。

一方、インフルエンザワクチンは、世界的な新型コロナウイルスワクチンの増産により生産用資材が不足したことに加え、ワクチン製造株の増殖性などの影響により生産数量が前年を下回ったことから、出荷が前年を下回った。この結果、売上高460億9,800万円(前年同期比7.3%増)、営業利益154億9,500万円(前年同期比4.4%増)となった。

 

エラストマー・インフラソリューション部門

クロロプレンゴム(合成ゴム)の販売は、世界経済の回復とともに産業用途や自動車用途など全般的に需要が増加に転じ前年を上回った。また、セメントは原燃料価格高騰に対して価格転嫁が一部にとどまったほか、特殊混和材の販売も前年を下回った。

この結果、当部門の売上高1,068億7,900万円(前年同期比16.4%増)、営業利益△34億7,300万円(前年同期は営業利益△35億5,300万円)となった。

 

ポリマーソリューション部門

ABS樹脂、デンカシンガポール社のMS樹脂の販売は堅調に推移した。また、合繊かつら用原糸や雨どい、食品包材用シートなどの販売は概ね順調となった。

この結果、売上高1,265億7,800万円(15.2%増)、営業利益79億500万円(前年同期比5.9%減)となった。

 

その他部門

YKアクロス株式会社等の商社は、需要の回復により取扱高は増加したが、収益認識に関する会計基準の適用により減収となった。

この結果、売上高151億4,000万円(前年同期比52.6%減)、営業利益19億400万円(前年同期比165.0%増)となった。

 



無料ユーザー登録すると、コメントを投稿できます。無料ユーザー登録はこちら

0 件のコメント

コメントはこちらから

こんな記事も