株式会社新潟放送(BSN、新潟市中央区)が2022年3月期決算(連結)を発表、システム部門が増益に貢献

新潟放送(BSN)

株式会社新潟放送(BSN、新潟市中央区)は12日、2022年3月期の決算(連結)を発表した。

売上高210億5,105万9,000円(前年同期比1.2%減)、営業利益13億4,229万8,000円(前年同期比17.9%増)、経常利益14億4,167万5,000円(前年同期比14.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益8億1,830万6,000円(前年同期比22.5%増)と減収増益となった。

各事業のごとの業績は下記のとおり。

 

放送事業

放送事業においては、ラジオ部門ではスポット出稿は大幅な減少となったが、レギュラー番組のコーナー提供を中心にタイム出稿(特定の番組を指定してその番組内で流すCM)が堅調に推移し、売り上げを押し上げた。テレビ部門においては、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、大きく落ち込んだ前期に比べ、収益の柱となるスポット収入が一部で回復基調を見せたことで、売上高は前年実績を上回った。

この結果、売上高は57億7,100万円(前期比1.8%増)となり、営業利益は2億8,000万円(前期比20.3%増)となった。

 

システム関連事業

システム関連事業においては、首都圏開発案件や民間分野・ヘルスケア分野開発導入案件を順調に受注するなどしたが、前期にあった学校ICT整備事業(GIGAスクール)の反動を補いきれず、売上高は前期実績を下回った。しかし、利益面については、DX推進やサブスク型ビジネスへの対応によるWeb提案などを推進し、業務の効率化を図ることにより利益率が向上し増益となった。

この結果、売上高は143億3,800万円(前期比2.8%減)となり、営業利益は9億9,400万円(前期比18.8%増)となった。

 

建物サービスその他事業

建物サービスその他事業においては、営業部門においてセミナー用DVD制作や研修用動画制作などを受注して増収となった。メディア部門でも、自治体からのライブ配信事業などを受注して増収となったほか、施設管理部門では、指定管理業務の受託や新規の施設管理物件を受注したことにより増収となった。

この結果、売上高は15億700万円(前期比1.1%増)となり、営業利益は6,700万円(前期比16.5%減)となった。

こんな記事も

 

── にいがた経済新聞アプリ 配信中 ──

にいがた経済新聞は、気になった記事を登録できるお気に入り機能や、速報などの重要な記事を見逃さないプッシュ通知機能がついた専用アプリでもご覧いただけます。 読者の皆様により快適にご利用いただけるよう、今後も随時改善を行っていく予定です。

↓アプリのダウンロードは下のリンクから!↓