東京に新潟のセレクトショップをオープンするトッキーの古川社長が花角知事を訪問

花角英世知事(写真右)と株式会社トッキーの古川岳史代表取締役社長

県産品の首都圏市場開拓などを図るため、8月24日に連携協定を締結した株式会社トッキー(新潟市中央区)の古川岳史代表取締役社長と、公益財団法人にいがた産業創造機構(NICO)の武本清志副理事長が31日、花角英世知事を表敬訪問し、来月都内にオープンするセレクトショップ「NIIGATA1○○(イチマルマル)」について報告した。

NIIGATA1○○は、有楽町駅〜新橋駅間の内山下町橋高架下にある商業施設「日比谷OKUROJI」内に9月10日にオープンする。

店舗外観と店舗全景

店舗面積は128.01平方メートル。食品、生活道具など新潟の逸品を取り扱うほか、百年物語コーナー、角打ちスペース、プロモーション展示コーナーなどがある。角打ちでは、新潟清酒やビール、発泡清酒、ノンアルコール、つまみ(かにみそ、サーモン塩辛、鮭の酒びたしフレーク、栃尾油揚げなど)を注文できるという。

またプロモーション展示のコーナーでは、新型コロナ収束後にものづくりのワークショップなどを行うことも計画しているという。

古川社長は、「以前からJR東日本新潟支社、地元市町村、観光協会と連携し、首都圏の駅や駅ビルで新潟産直市を臨時店舗として開催してきた。県産品や新潟清酒を販売し、併せて新潟県の観光情報の発信につとめてきた。そういうなかで、若手の社員の意見としてぜひ新潟の良いものを首都圏での常設店舗で販売していきたいという話が出た」と出店の経緯を説明。そうしたなか、JR東日本とジェイアール東日本都市開発が日比谷OKUROJIを開発したことから出店することにしたという。「新型コロナウイルスの関係で非常に厳しい状況だが、新潟県の酒、食、ものづくりを発信し、新潟県の観光、交流人口の拡大にしっかりとつとめていきたい」と話していた。

古川岳史社長

また花角知事は、「今回、NICOと連携するなかで、常設の情報発信拠点を都心に作ってもらえることは願ってもないことで、感謝申し上げたい」などと述べていた。

花角英世知事

一方、トッキーとNICOは、県内企業の首都圏販路開拓や、にいがたブランドの浸透を図ることを目指し連携を締結した。新潟発の国際ブランド「百年物語」を中心とした上質な県産品の情報提供のほか、NIIGATA1○○を通じた首都圏販路開拓、新潟ブランドの浸透を図るための施策について相互に連携協力して取り組んでいくという。

トッキーはJR東日本の100%子会社で、CoCoLo新潟、CoCoLo長岡などのほか、ホテルメッツ新潟、ホテルメッツ長岡、ホテルファミリーオー佐渡相川などを運営している。

藤岡染工場の「テオルのマスク」、ホテルファミリーオー佐渡相川の前で栽培した酒米「五百万石」を使って佐渡の尾畑酒造が作った清酒「佐渡 千年の杉」。どちらもNIIGATA1○○で販売するという。

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