物価高の中、新潟市で生活苦を理由にした万引きが相次ぐ

写真はイメージです

ガソリン価格の高騰など、長引くコロナ禍に追い打ちをかけるような物価高が続いている。こうした中、新潟市内で4月から5月にかけて、相次いで食品を盗む万引き事件が発生した。中には生活苦を理由に万引きをしたケースもある。

新潟市西区鳥原在住で無職の女性(80歳)は、4月23日10時36分ころ、新潟市西区のスーパーマーケットで、おかずやつまみ、牛肉を盗み、新潟西警察署に4月23日に逮捕された。

新潟西警察署によると、この女性は次男と2人暮らしで次男は職がなく、生活苦による犯行だと供述したという。

また、新潟市中央区赤坂町在住で自称無職の女性(50歳)も万引きで新潟中央警察署に5日現行犯逮捕された。

女性は5日10時45分ころ、新潟市中央区のスーパーマーケットで米2袋を盗んだ疑いで逮捕されたが、新潟中央警察署によると、「お金がない。所持金が少ない」と供述したという。

さらに、新潟市秋葉区山谷町在住で無職の男性(45歳)は、23日11時25分ころ、新潟市秋葉区内のスーパーマーケットでパスタや乾麺を盗み、秋葉警察署に23日に逮捕された。

秋葉警察署によると、男性は「普段は生活できるお金はあるが、急にお金が必要になり、お金がもったいないと思った」と話したという。

ある警察署の副署長は「生活苦とは一概には言えない」と話すが、別の警察署の副署長は「万引きは比較的高齢の人が多い。最近は生活苦の万引きが多いと感じる」と話している。

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