竹徳かまぼこ(新潟市中央区)の「甘海老しんじょう」が第57回ジャパン・フード・セレクションでグランプリを獲得

調理作業風景

竹徳かまぼこ株式会社(新潟市中央区)は、新潟県産の南蛮海老を使用した「甘海老しんじょう」が、約2万人以上のフードアナリストが所属する日本フードアナリスト協会主催の第57回ジャパン・フード・セレクションにおいて、厳正なる審査の結果、かまぼこ・練り製品業界では初のグランプリ(最高賞)を獲得した。この度のグランプリの選出について、甘海老の風味がしっかりと感じ食感も良い、SDGsにもマッチしている、安心・安全を感じられる、手作業による丁寧な仕事を感じられるなど高い評価を得た。

魚肉と山芋、でん粉、卵白などを混ぜて、蒸したりしたものが「しんじょう」と呼ばれており、しんじょうは江戸時代に京都から北前船で食文化や芸妓文化などと共に湊町の新潟市に伝えられた。

新潟の料亭界隈で蒸したしんじょうは山芋が入っていて、箸で持ち上げた際に滑って芸子の着物に醤油が付いたことから、料理長が素揚げをして藻塩でお出しすることになり、油で揚げる食べ方は、古町界隈の料亭や小料理屋が伝えてきたもので、全国的にみてもしんじょうを揚げるのは、みなとまち新潟だけの食文化だという。新潟のしんじょうは蒸した後、油で揚げているのが特徴。

ジャパン・フード・セレクションとは、日本初の食品・食材評価制度で、業界関係者ではなく消費者が選んだ食品・食材。日本人の繊細な味覚、嗜好性、感性、食文化に配慮した評価であり、大手メーカーの食品および地方の食材(旬の食材・加工品・飲料・生鮮食品含む)ならびに健康食品、輸入基準を満たした輸入食品を評価となる。

フードアナリストは、「食の情報の専門家」で、飲食店情報はもとより、食材、飲料、食文化など、食を取り巻くあらゆる情報を受信、収集し、読み解き、発信する食の情報を扱うプロフェッショナル。

第57回ジャパン・フード・セレクションでグランプリを獲得

新潟県産の南蛮海老を使用した「甘海老しんじょう」

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