北越メタル(新潟県長岡市)が決算発表、資材価格高騰や円安の影響を受けるも増収増益

北越メタル株式会社(新潟県長岡市)

北越メタル株式会社(新潟県長岡市)は5月10日、2023年3月期決算(連結)を発表した。

売上高は310億4,100万円(対前年同期比13.5%増)、営業利益は10億4,000万円(前年同期は7億6,200万円減)、経常利益は11億3,200万円(同6億9,700万円減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は10億1,100万円(同9億6,700万円減)と増収増益となった。

北越メタルグループの関連業界においては、主原料である鉄スクラップ価格や合金鉄などの副資材の価格は一時よりは落ち着いたものの、依然高値圏で推移した。また、各種エネルギーコストについても、資源価格の高騰や円安の影響を大きく受けたことにより大幅に上昇し、厳しい経営環境となった。

販売面においては、主力製品である異形棒鋼の需要回復を期待していたものの、同社の主要販売地区における需要は低調に推移した。このような環境下、コスト上昇分の転嫁によって、製品販売価格を再生産可能な価格帯に引き上げることに注力した。

製造面においては、改善活動「TCC2022」にて廉価な諸資材の活用によるコスト低減や継続的な生産性向上に向けた取り組みを進めてきた。

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