【Q3決算】コメリ(新潟市南区)、仕入れ価格上昇などにより減収減益なるも、PB商品の売上高構成比率は向上

株式会社コメリ(新潟市南区)

株式会社コメリ(新潟市南区)は1月23日、2024年3月期第3四半期決算(連結)を発表した。

営業収益は2,900億6,400万円(前年同期比2.3%減)、営業利益は201億500万円(同17.0%減)、経常利益は201億6,200万円(同15.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は138億5,800万円(同14.4%減)となった。

10月以降は全国的に気温の高い日が続き、前期の日本海側の大雪による季節商品需要の反動もあり、暖房用品・防寒衣料・除雪用品などの販売が低調に推移した。一方、同社が注力しているプロの建設事業者向けの消耗品や、農業者向けの農薬、刈払機は堅調に推移した。

利益面は、核カテゴリーである園芸農業・建築資材の販売が苦戦したことと、原材料価格の高止まりや、円安の長期化、仕入れ価格の上昇の影響により、売上総利益率の悪化が顕著となった。

重点施策であるPB商品開発について、2023年10月に新ブランド「BICROP(ビックロップ)」と「SOLVIC(ソルビック)」を立ち上げ、新オリジナルブランドの展開で商品力強化を図った。結果、PB商品の売上高構成比率は、前年同期比1.3%増の48.1%まで高まった。

出店状況は、コメリパワーを2店舗、コメリPROを1店舗、コメリハード&グリーンを9店舗それぞれ開店。退店については、コメリハード&グリーンを8店舗閉店(スクラップ&ビルドによる閉店5店舗含む)。これらにより、当第3四半期末の店舗数は、パワー96店舗、ハード&グリーン1,104店舗、PRO13店舗、アテーナ5店舗、合計で1,218店舗となった。

 

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