【人気店の再建へ】元祖新潟濃厚味噌ラーメン「東横」が阿部幸製菓に事業譲渡、3月1日よりグループ参入へ


米菓の製造・販売などを展開する阿部幸製菓株式会社(新潟県小千谷市)は2月9日、新潟五大ラーメンのひとつである、有限会社東横が運営していた「元祖新潟濃厚味噌 東横」(新潟市中央区 以下 東横)の事業を買収。その受け皿となる株式会社東横を阿部幸グループに加えることを発表した。

独自の割りスープ付き濃厚味噌を特徴とする東横は、新潟市や長岡市などに5店舗を構える人気ラーメン店。今回、阿部幸製菓に事業譲渡を行った東横は、1983年3月にラーメン店「東横」を創業し、1991年2月に法人化。新潟のご当地ラーメン「割りスープ付き濃厚味噌」が人気となり、全国放送の取材やイベントオファーなども受け、県内外に知名度は浸透していた。

東京商工リサーチ新潟支店によると、東横は多店舗展開を進め、2018年1月期は2億270万円の売上高を計上していたが、コロナ禍による集客の低迷や既存店舗の閉鎖などもあり、2021年1月期の売上高は1億4,277万円に落ち込み、赤字を計上していた。

「元祖新潟濃厚味噌 東横」紫竹山本店

その後、経済活動の活性化や新店舗の開設・イベント出店効果などで、2023年1月期の売上高は2億円台に回復したが、原材料価格高騰やエネルギーコストの増加などもあって赤字決算からの脱却には至らなかった。加えて、債務超過額も拡大しており、自力での再建が困難と判断。2023年10月、新潟地方裁判所に民事再生法の適用を申請した。

そこに、同じく新潟県内で外食事業を展開する阿部幸製菓が東横の再建に名乗りを上げた。同社は2月中に所定の手続きを経て、東横の事業を引き継ぎ、3月1日からグループに迎え入れるという。なお、新潟市中央区に所在する「東横笹口店」は別法人のため今回の事業譲渡には含まれない。

阿部幸製菓は東横のグループ入りについて、「新潟五大ラーメンのひとつである東横を引き継ぐことは新潟の食文化を守ることと同義であり、今後更に発展させることで多くの皆様から一層新潟の食を楽しんでいただけるものと考えております」とコメントしている。

なお、「元祖新潟濃厚味噌 東横」は現在も営業を続けており、現段階で屋号の変更等は予定されていない。

 

【関連リンク】

阿部幸製菓株式会社

 


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