【Q3決算】BSN(新潟市中央区)が増収減益、物価上昇の影響で広告市場悪化
株式会社BSNメディアホールディングス (新潟市中央区)は2月13日、2024年3月期決算(連結)を発表した。
売上高は158億2,300万円(対前年同月比1.0%増)、営業利益は8億3,900万円(同19.0%減)、経常利益は9億6,000万円(同19.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4憶7,300万円(同26.3%減)となった。
放送事業は、物価上昇の影響などによる広告市況の悪化もあり、ラジオ・テレビの放送収入が伸びず、売上げは前期を下回った。特に首都圏の大手スポンサーからのテレビスポット広告が振るわなかったという。なおその他の収入では、新型コロナウイルス感染状況が落ち着いたことで、営業系イベントが増加した。この結果、放送事業の売上高は42億3,800万円、営業利益は1億4,500万円となった。
一方でシステム関連事業は、民間分野・公共分野におけるインボイス制度対応案件やシステム導入案件などを確実に受注し、増収。利益面では、経済社会活動の正常化が進み、リアルでのフェア開催などハイブリッドによる積極的な営業活動を行った事により経費が増加し、営業利益は減益となった。同事業の売上高は106億4,800万円、営業利益は6億5,300万円となった。
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