新潟市議会議員 佐藤幸雄(さとうゆきお) 市政報告(令和3年6月) 



発行/新潟市議会議員 佐藤幸雄
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【市政報告1】新潟の農業は米+園芸作物に大きく転換

新潟の農業を取り巻く環境は、大変厳しい状況にあり、今後の農政をどのように方向付けしていくのかが大きなテーマとなっている。こうした中、佐藤は新潟の農業の実態を把握するため、未来を担う農業者となり得る若者である新潟大学農学部の学生などに実態調査を依頼した。

 

農業人口の激減と高齢化

表のように農業就業人口は10年で半減している。また年々高齢化が進んでおり、「若者の就農者や後継者を育成」と行政側の答弁はあるものの、実態はほど遠い状況にある。特に新潟市は米農家が多く後継者が激減している。

 

農業出荷の減少 園芸に向けて県も始動

伊藤忠雄(新潟市農業活性化研究センター名誉所長)先生の実態調査で分かった衰退する新潟の農業。

原因は米の依存度が高く米価の低迷である。青森、山形は園芸畜産などに力を入れ、出荷額は上昇。秋田は10年ほど前、新潟と同じ米依存度が高かったことからここ数年、県知事自ら陣頭指揮をとって園芸メガ団地造成に入り、枝豆などは東京大田市場を制するほど。

新潟市では私ども市議会農政議連とJA が一体となって高収益園芸に向けてシフト化に乗り出し、県も令和元年10月に園芸振興基本戦略に基づき園芸振興に向けて大きく動き始めた 。

 

若者にも魅力ある農業を

今の若い人たちに農業について聞くと汚い、きつい、金にならない。まさに3Kの職業であり、特に新潟は米の生産者が多く、減収続きで後継者不足と高齢化が大きく農業の衰退につながっていることが分かった。

今さら米農家に園芸農業へのシフト化をすすめても高齢化が進んでいて難しいのが実態となっている。しかし黒埼の枝豆農家を始め園芸農家は相当な苦労をしているが、それなりの収入を上げている。また越後姫の観光農園などは高設で養液土耕をやっておりボタンひとつの空調でハウスの中で快適に作業することができる。

早急に若者の農業者を育てることが急務である。そのキーワードは施設園芸であり、スマート農業の確立である。

ただ施設は多額なものになる。そのため設備費を行政が提供し農業収益から税金を納めるシステムを作ることが今後の課題といえる。

 

学生とともに学ぶ

昨年12月2、3日に新潟市中央公民館において「カレッジサミット新潟」が開催され、農業の現状について調査研究してもらった新潟大学の学生たちがSDGsの取り組みについて、3人が環境問題資源問題農業問題についてそれぞれ発表した。その後農業問題について我々ならによるディスカッションが行われた 。

小野木靖華さんの発表によると、新潟の農業の現状は、米作農家が多い一方で、米の消費減少、価格低下などがあり、農業競争力の低下や若者農業者率が最低となるなど負の連鎖に陥っている。

今後は園芸農業へシフトし私たちが応援できるような越後姫の前のオーナー制度を取り生産者とともに全国に普及していけたらいいと思う。

その後、伊藤忠雄先生が農業の実態について語り、農業生産者の本間さんと私(新潟市議会議員、新潟市議会農政議員連盟会長)がそれぞれの立場から園芸農業の課題について話し、意見交換を行った。

(関連記事)
新潟の農業 活性化の処方箋は園芸にあり 第6回「農業大国に回復に向けた新潟の取り組み」
https://www.niikei.jp/37505/

 

【市政報告2】施設園芸設備補助の拡充を要望

毎年農政について市内の4JA、 6農業委員会、7土地改良区と私ども農政義連加盟51議員、農政関係部課長と意見交換を行っているが、今年はコロナの関係で全体の意見交換は中止とし各団体からの要望を書面でいただいて、それをもとに市長要望することとした。

しかし来年度予算に向けて園芸振興に大きくシフトしている新潟県と新潟市の動向についてJAがどう対応しているのか来年度予算に大きく関わることになるので急遽、昨年11月20日農政議員連盟の呼びかけで JA 園芸部門の責任者に集まっていただき意見交換を行った。

4年前に伊藤忠雄先生から「農業衰退県新潟」と言われ、米プラス園芸へと県も市も大きく舵を切っていただき、関連予算を予算計上していただいた。それに応じて JA の皆様方がスイカハウス、枝豆選果場、玉ねぎの選果場などを建設した。こうした中、今回は、新たに園芸施設の内装設備に対して独自の補助金制度について検討してもらうよう昨年12月22日に市長に対して対し要望を行った。

新潟市北区では昨年、市の補助金を活用して20棟のハウスが新たに建てられた

 

【市政報告3】西区における主な事業の概要

 

◎都市計画道路小新亀貝線

小新からアピタまで1.5 km 。令和元年度より用地買収。現在も順調・令和3年度から年度道路工事予定(暫定2車線整備)その後全体4車線化の整備

 

◎新潟中央環状線道路

当該道路は北区を起点に江南区、南区、西区を経由し西蒲区に至る延長45 km の幹線道路。現在、中之口工区1.7 km のうち国道8号から1.4 km は今年2月15日に開通しました。黒埼工区2.6km、 明田0.8 km は令和4年度供給開始予定。

 

◎国道116号〜新潟西道路

総額300億円(明田〜曽和4.2km) 令和元年度より測量調査、道路計画、地元説明会に入っています。

 

◎主要地方道新潟・燕線黒鳥バイパス

亀貝インターから黒鳥方面へ直進する道路は、朝夕の交通量が多いため、通学路である黒鳥木線へ車が流れ込む状況です。当該道路の整備を行い。この流入を抑制し通学児童などの歩行者の安全を確保します。令和2〜3年度用地測量、令和3年度〜用地買収

 

◎西川護岸美化愛護会(清掃)

西川の周辺の環境美化や防犯施策が図られるとともに、市と周辺自治会や企業など関係者の協働で行うことで地域コミュニティの強化につながっています。今年開催日程は第1回6月6日、第2回7月11日、第3回8月22日

◎L字側溝

高齢化に伴い下水道の側溝清掃が大変な負担になっており、L字側溝が一番多い地域の要望になっております。令和2年度で要望箇所の89%まで完成予定。令和3年度坂井輪小より西側工事

◎市道曽和・上新町線

令和5年春供用目標

◎坂井輪排水 坂井輪雨水一号幹線

平成10年の大雨で一番被害にあった坂井輪地域。その後、雨水対策として小新ポンプ場が設置され、そこから一番堀沿いに3m75 cm の碓氷バイパス管を埋設し、徐々に細くなりに2m60 cm となる雨水バイパス管の整備に着手し、令和2年7月に当初予定された工事は完了した。

現在、旧116号ウオロク周辺の雨水をこの雨水バイパス管に導水する管工事が令和2年度末に着手した。

しかしながら約300億円かけた工事も全て1時間に50 mm の雨しか対応できず、市は学校や各家庭からの雨水流出を抑制するため学校のグラウンドに貯留施設の整備を行うとともに、各家庭へ浸透桝の設置をお願いしている。

◎飛砂防止柵と植栽(海浜緑地)

国道402号バイパス沿いに飛砂防止柵の補修・改善工事が延伸し、大きく砂防に役立っています。令和2年度は飛砂防止柵 L354m 3の更新を完了し、令和3年度も引き続き柵の更新などの飛砂対策を行なう。

また飛砂の植栽についてでありますが、令和元年度に実施した人工砂丘の L140m 区間の植栽は概ね根付き、堤防形状が安定した状態となったが、時間の経過とともに堤防形状に変化が出てきている部分を、今後植栽していく予定。

◎新たな工業団地 市内8カ所 西区2カ所

新たな工業団地8カ所すべてが本格的な作業に取りかかりました。白根は既に造成が終了し分譲に入っている。西区では小新流通東地区が令和5年6月をめどに、的場流通南地区は令和4年12月をめどに造成工事が完了する予定。

(関連記事)
新潟市西区の的場流通南地区工業団地造成工事の起工式と安全祈願祭が執り行われる
https://www.niikei.jp/43850/

 

この記事は新潟市議会政務活動費で発行されています。


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