新潟動物ネットワーク(新潟市東区)が動物福祉について考えるきっかけとして「アニマルウェルフェアスターターセット」を販売

「アニマルウェルフェアスターターセット」の一例

飼い主のいない犬猫の里親探しや、野良猫のTNR(不妊・去勢手術)活動を行う新潟動物ネットワーク(新潟市東区)は1日から公式サイト上で、動物福祉に配慮した畜産業者の商品を厳選した「アニマルウェルフェアスターターセット」の販売を開始した。

「アニマルウェルフェア」とは「動物福祉」とも訳され、動物の飼育環境や心身のストレスなどへの配慮を思考すること。ペットのような動物以外に、家畜の飼育環境にも適応される。近年はカーボンニュートラルなどと同様に、ESG投資でも注目される項目の一つであり、特に欧州では認証制度や法整備を進め消費者側からも畜産物を購入する際の指標の一つとなっている事例があるが、日本国内では議論が進んでいない面が大きい。

新潟動物ネットワークwebサイトより

新潟動物ネットワークではこうした状況から、アニマルウェルフェアを考えるきっかけとして今回の取り組みを企画。できるだけストレスを与えない飼育方法などを実践している、県内外の協力農家・企業が特別価格で商品を提供。これをセット販売するという全国初の取り組みで、アニマルウェルフェアの認知向上を狙う。

新潟動物ネットワークの岡田朋子氏は「新潟で20年以上、犬や猫といったペットとなる動物を中心に活動してきたが、近年もっと生活に身近な動物(家畜)がいることに気がついた。日本ではまだとっつきにくい話題で、ある意味で見て見ぬふりをしてきた面があったと思う。今回の取り組みで、多くの人が我々と同じ『命』について考えるきっかけになればと思う」と期待を込める。

セットは「3,000円コース」と「5,000円コース」の2種類が用意され(どちらも送料・消費税込み)、申し込みは新潟動物ネットワークのwebサイトから。申し込み期間は30日まで。

 

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新潟動物ネットワーク 「アニマルウェルフェアスターターセット」ページ

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