県が新潟空港への軌道系アクセスに関する調査結果を公表

新潟県は1日、新潟空港への軌道系アクセスに関する調査結果を公表した。

 

県では、新幹線を含む空港までの軌道系アクセスに関し、パシフィックコンサルタンツ(東京都千代田区)に調査を委託。今回公表したのは、その調査結果。

 

調査結果では、

・新幹線延伸案および白新線延伸案の建設費(新幹線の場合で422億円、白新線の場合で308億円)

・採算ラインに乗せるために必要航空利用者数(新幹線の場合で235~957万人、白新線の場合で179万人)と、新たに必要な航空便数(新幹線の場合で244~995便/週、白新線の場合で186便/週)

などと試算している(ちなみに平成27年度の新潟空港利用者数は約98万人)

 

そのうえで、

・建設費と運営にかかる財源の確保

・訪日外国人旅行者の増加に伴い、容量不足が見込まれる首都圏空港の役割を補完することで生じる需要を取り込む必要性

などを課題として挙げている。

 

県では今後、この調査結果を踏まえ、新潟空港アクセス改善(長期)研究会などで専門家の意見を聞いたうえで、関係者と議論を深めていく方針だ。

 

なお、首都圏空港(成田空港など)を発着する欧州便は、新潟上空を通過していることから、欧州路線における首都圏空港の補完空港として新潟空港を活用する可能性が今回の調査結果でも触れられている。

 

そうしたなか、成田空港と都心を結ぶアクセスは、

・京成スカイライナー(日暮里~成田空港)が36分、2400分、

・エアポートリムジンバス(東京~成田空港)が80分、3000円

などとなっている。

 

一方、新潟空港は、房総半島沖上空を旋回する成田空港に比べ、1時間弱早く空港に降りることができる。加えて、新潟空港では入国手続きに時間がかからない。

 

このため、新潟空港に軌道系が乗り入れた場合、欧州の現地空港から、東京都心にたどり着くまでの所要時間は、成田も新潟も遜色なくなることが指摘されている。

 

また、LCC(格安航空会社)を活用すれば、新幹線の運賃が高くとも、トータルの料金も遜色がなくなるという指摘もある。