新潟県燕市の事業所跡地から基準値を超える鉛が検出

県では今後地下水調査などを実施

新潟県燕市水道町の事業場跡地で、土地所有者が土壌汚染対策法に基づき実施した土壌汚染調査の結果、鉛が土壌溶出量基準値を超えて検出されたという報告が三条地域振興局(環境センター)にあった。新潟県が10日発表した。

採取日は5月25日で、基準値0・01mg/ℓ以下のところ、0・013~0・042mg/ℓの土壌溶出量があったという。

県では周辺に水道水源や農業用井戸がないことを確認済み。これから周辺の井戸の設置状況を確認のうえ、地下水調査を実施するという。

鉛は鉛蓄電池、ハンダ、合金原料、電線被覆、顔料、銃弾、プラスチック安定化剤などに使用される。健康への影響としては、疲労、頭痛、関節痛、胃腸障害、中枢神経障害、末梢神経障害を及ぼすといわれている。

 

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