【初の入学式】新潟青陵高・広域通信制が開校 59人が第一期生として新たな一歩

新潟青陵大学青陵ホールで行われた入学式の様子
新潟青陵高等学校(新潟市中央区)は4月19日、今春開設した広域通信制課程の初めての入学式を行った。創立125年を超える伝統校が、新たな学びの選択肢として通信制課程を設け、第一期生59人が門出の日を迎えた。
会場には新入生や保護者、学校関係者らが出席。オンラインで参加した生徒もおり、対面とオンラインを組み合わせた通信制ならではの形で式が執り行われた。
同課程は県内外から生徒を受け入れる広域通信制課程として開設され、新潟キャンパスに加え、渋谷キャンパス(東京都渋谷区)、横浜キャンパス(神奈川県横浜市)も設置。居住地にとらわれず学べる環境を整えている。

新潟青陵高等学校の川端弘実校長

学校法人新潟青陵学園の篠田昭理事長
川端弘実校長は式辞で、「皆さんは通信制課程の第一期生。125年の歴史と伝統に、新たな1ページを刻んでほしい」と呼びかけた。そのうえで、同課程が掲げる教育理念「自分らしく共に生きる」について、「人と比べるのではなく、自分の個性や持ち味を見つけ、多様性を認め合いながら成長してほしい」と語った。
来賓として祝辞を述べた学校法人新潟青陵学園の篠田昭理事長は、「59人の皆さんを初の入学生として迎えることができ、うれしく思う」と歓迎。「短大、大学までそろう学園の強みを生かし、18歳でしっかりとした進路選択ができるよう、オール青陵で応援したい」と述べ、学園全体で生徒たちの成長を支えていく考えを示した。

式の終盤には教職員紹介も行われた
同校の広域通信制課程は、オンライン学習とスクーリングを組み合わせ、自分のペースで学べる仕組みが特徴。レポート提出や学習動画の視聴はオンラインで行うことができ、年間10日程度のスクーリングやサポートキャンパス(新潟青陵大学)での学習機会も設ける。さらに、条件を満たせば通信制から全日制への転籍も可能で、多様な学び方や進路に対応できる柔軟な制度となっている。
また、独自の学びとして「ポータブルスキル」を導入。コミュニケーション力、傾聴力、プレゼンテーション力など、進学や就職、社会生活で生かせる力を育てる科目で、対面での学びを重視しているという。川端校長は取材に対し、「高校卒業資格の取得だけでなく、その先の進学や就職につながる力を身につけてほしい」と話した。
加えて、新潟青陵大学・新潟青陵大学短期大学部との連携講座も予定しており、高校在学中から専門分野に触れられる環境も整える。興味関心に応じて大学レベルの学びに接することで、将来の進路選択につなげてもらいたい考えだ。

新潟青陵高校
入学した長岡市在住の生徒は、「大学の授業を受けられるところや自由度の高さに魅力を感じて選んだ。いろいろな人と関わることも楽しみながら、自分のペースで勉強していきたい」と笑顔を見せた。
また、保護者の一人は「本人に合った学び方だと思った。スクーリング以外でも自分の好きなタイミングで通って学べることに加え、時間の使い方も他校より自由度が高いと感じた」と話した。
通信制高校への進学ニーズが高まる中、県内外から生徒を受け入れる広域通信制課程として始動した新潟青陵高の取り組みは、新たな学びの選択肢として注目を集めそうだ。
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新潟青陵高等学校通信制過制 webサイト