野水社長「抜本的な構造改革進める」、ツインバードが機関投資家向け決算説明会を開催

4月24日に開催された機関投資家向け通期決算説明会でツインバードの野水重明代表取締役社長は、B2Bに重点を置く戦略を説明した
株式会社ツインバード(新潟県燕市)は4月24日、機関投資家向けの通期決算説明会を開催した。同社の2026年2月期通期業績は2期連続の赤字となり、今期は収益性重視の事業構造への転換を進める。
ツインバードの2026年2月期通期の売上高は89億9,800万円(前期比10.5%減)、営業損失は8億5,500万円、経常損失は8億9,600万円、当期純損失は12億1,800万円。節約志向の高まりや中国大手家電メーカーの攻勢などにより、特にエントリークラスの冷蔵庫や洗濯機で厳しい状況が続いた。同社の家庭用冷蔵庫と洗濯機の販売は急減し、最大需要期の第4四半期に売上が大幅に落ち込んだ。また、これに伴い在庫保管料も増加した。
商品ジャンル別の売上高は、前述の「冷蔵庫洗濯機」ジャンルが前期比29%減となったほか、「クリーン生活」(同7%減)、「AV照明健康」(同20%減)、「SC」(同2%減)が減少。「調理家電」(同4%増)と「その他」(同14%増)は増加した。

ツインバードが2025年12月に発売した「匠クラフトドライヤー」

収益性の高い、業務用小型冷蔵庫の新商品開発や新規販路開拓を進める
こうした状況から、ツインバードは家庭用冷蔵庫と洗濯機事業の縮小を決定。24日の説明会で野水重明代表取締役社長は「業務用をはじめとした収益性の高い販路や商品へシフトする、抜本的な構造改革を進める」と話した。
インバウンド需要で拡大するホテル市場や、医療機関向けの業務用小型冷蔵庫や浴室テレビなどを強化。また、医薬・バイオ分野向けに、同社の独自技術FPSCを搭載したフリーザーボックスの新製品を今秋発売する。従来製品よりも低い温度に対応したものとなる。
一方、一般向け家電では2025年12月に発売した「匠クラフトドライヤー」を、新しく全国の美容室ルートに拡販する。
このほか、業務効率化や生産性向上の施策なども合わせ、2027年2月期通期業績予想は売上高96億円、営業利益1億円、経常利益7,500万円、当期純利益4,500万円を計画する。