令和8年4月 いろいろ先行きが不透明です|益田浩(元新潟県副知事・前中国運輸局長)
前回:
1.はじめに
GWになりました。現在勤務している鉄道会社では、5月1日が年次有給休暇の計画的付与の対象となっており、前日の4月30日も仕事の予定がなく、有休消化の予定のため、8連休となりました。ここ数ヶ月で、新潟、広島、札幌と遠出した分、特にGWの予定も立てていなかったので、近場で小旅行をしようと思います。関東圏は天気があまり良くない予報なのが気がかりです。
東京はすっかり新緑の季節です。札幌では桜が既に満開とか。まだ肌寒いよとも聞きます。日本は広いですね。ただ、私が北海道庁に赴任した2004年~2005年の頃は、札幌で桜はGWの頃に咲き始めていました。3月末に札幌を訪問した際、市内に雪が無いのも驚きました。年毎の変動はあるにせよ、地球温暖化の影響かと想像します。私の札幌赴任は7月で、東京からエアコンを持参したところ、「札幌ではエアコンは要らないよ。付ける場所無いし。石油ストーブは要るけど。」と言われたことを覚えています。実際、8月に1週間程度、冷房無しではやや寝苦しいと思う日がありましたが、8月中旬には天が高くなり、秋の気配を感じました。北海道の秋も素晴らしい季節でした。最近の札幌では、エアコンは必需品だそうです。かつて、北海道ではゴキブリがいなかったため、本州に引っ越した子供が初めてゴキブリを見て、「カブトムシだ!」と喜んだという都市伝説があります。今は普通にいるのでしょうね。
2.鯉の季節のはず
GWには子供の日があり、空に色とりどりの鯉のぼりが舞う鯉の季節です。広島生まれの私にとって、GWは広島市中心部の平和大通りなどで開催されるフラワーフェスティバルに行き、この時期は調子が良い(はず)広島東洋カープの応援で大いに盛り上がることが楽しみでしたが、今年のカープは低迷が続き、何ともストレスが溜まります。とにかく打てない。この数年、貧打に喘いでおり、今年は若手の抜擢などでテコ入れを図ったものの、結果を伴いません。昨年の首位打者の小園選手が不調で、外国人選手もパッっとせず。チーム打率が2割前後、総得点が首位の阪神の半分となれば、いくら投手陣が奮闘しても勝てる訳がありません。さらに言えば、同じ負けるにしても乱打戦で負ける方がまだすっきりします。スコアボードに0が並ぶ光景が当たり前になるなら、もう見ない方がマシとの境地に至ります。鈴木誠也選手や村上宗隆選手、岡本和真選手など、大リーグでの日本人野手の活躍をニュースで見るにつけ、1人でいいからカープに来てくれと願います。真偽のほどは不明ですが、2017年のドラフト会議で、カープは村上選手を1位指名する方向だったものの、最終的には、甲子園で大活躍した広島出身の中村奨成に差し替わったとのこと。中村選手は、昨シーズン、ようやく打撃で開眼したかと期待しましたが、今シーズンは開幕から結果が出ていません。たらればを言っても仕方ないのですが、愚痴のひとつやふたつも言いたくなります。
スポーツつながりの話題ですが、先日、B.LEAGUEの千葉ジェッツの試合にご招待いただき、LaLa arena TOKYO-BAYに行ってきました。千葉ジェッツの親会社はMIXIだけあり、電飾や音楽、ダンスによる演出が楽しめ、試合の前後も含めたエンターティメント性はさすがでした。会場内のVIPルームでは、ベランダ付き完全個室で美味しいフルコースを食べることができ、特別感を感じられます。試合は千葉ジェッツが横浜ビー・コルセアーズに勝利し、多くの観客は大いに満足して帰宅したことでしょう。平日にもかかわらず、1万人以上の動員を得ており、最先端のスポーツビジネスの一端を見ることができました。同じくB.LEAGUEの広島ドラゴンフライズには新アリーナ建設の構想が動いており、先進事例を踏まえた検討が進められています。今後の進展に期待しています。アルビレックス新潟BBはB3からの逆襲となり、まずは足元を固めていくことが先決でしょうか。

千葉ジェッツvs横浜ビー・コルセアーズ(LaLa arena TOKYO-BAY)
3.イラン戦争の行方
こちらは格段に深刻な懸案ですが、開戦後2ヶ月を経過するにもかかわらず、イラン戦争の終結に向けた動きが迷走しています。戦争当事者のうち、イスラエルが変数とはいえ、少なくともアメリカとイランの本音では、戦争を続けるメリットはないと思われます。ただ、戦争を終えるための交渉内容は、イランによる核開発、ホルムズ海峡の封鎖、賠償問題など多岐にわたり、一朝一夕にはいかないと容易に想像できます。まずは双方が休戦を継続しつつ、落としどころを探るのでしょう。それにしても、イラン側も意見を集約できる者がおらず、予測不能なアメリカのトランプ大統領には問題を放置したまま、一方的に撤退しかねない懸念まであるため、全く展開が読めません。イランから攻撃を受けた湾岸諸国とイランとの関係も不安定なままで残り、イスラエルは何かきっかけがあれば、また軍事作戦を再開するでしょう。レアアースにせよ、原油にせよ、資源小国・日本の経済活動がいかにもろい基盤の上にあるか、あらためて実感する数ヶ月になりました。
このような情勢の中、残念ながら、世界における高市政権の存在感は乏しいです。伝統的なイランとの友好関係も活かされていません。平和の構築に向けた対外的な情報発信もありません。もともと外交は得意分野ではないうえ、一部メディアで取りざたされている高市総理の首相秘書官との距離感、相談相手の無さ、睡眠不足、激やせなど、あながち嘘ではないのではないかと心配になります。
イラン戦争の行方が読めない現在、高市政権は公約の実現を優先しているようで、目玉施策である食料品の消費税率ゼロ・給付付税額控除の実現について.超党派の社会保障国民会議での検討が開始され、安全保障の分野でも、防衛装備品の輸出ルールである防衛装備移転三原則と運用指針の改定や国家情報局の創設などが動いています。食料品の消費税率ゼロに伴い、代替財源の確保やレジシステムの改修などの課題は理解できるものの、年間売上1,000万円以下の免税事業者に対するこれまでの益税が無くなる点まで問題視されているのは、正直、鼻白みます。いずれにせよ、私は貴重な税財源を無くすことに反対なので、チームみらいがブレーキ役となることを切に祈っています。
一方、防衛装備品の輸出ルールの改定には賛成です。1976年5月、当時外相だった宮澤喜一元総理は、衆議院外務委員会において、「兵器の輸出をして金を稼ぐほど落ちぶれていない。もう少し高い理想を持った国として今後も続けていくべき」と答弁しており、先の国会審議でも引用されました。現在、円の購買力は変動相場移行後の1970年代前半を下回る最低水準まで低迷し、実質実効為替レートは1995年のピーク時の3分の1の水準となっています。まさに日本は「落ちぶれた」状態になっているのですが、それは脇に置いても、防衛装備生産の位置付けが変化してきたことを考慮せざるを得ないと思います。もともと日本の防衛装備に関しては、国内調達額の減少、他の事業に比べた利益率の低さが課題とされ、2019年にコマツが軽装甲機動車の開発を中止し、2021年に住友重機械工業は機関銃の生産から撤退するなど、この20年で100社以上が防衛産業から撤退しています。有事に際して、国内で装備品や弾薬を調達できないとなると、継戦能力に支障が出ます。イラン戦争の余波で、ウクライナや台湾に対するアメリカ製武器の供給能力が逼迫しているとの報道もあります。防衛装備の輸出規制を緩和することで、生産量を確保し、コストダウンを図ることで、防衛産業の競争力を高めるとともに、有志国に対する防衛装備の輸出により、部品や完成品の相互融通などの連携も図りやすくなるでしょう。
日本貿易振興機構(JETRO)が昨年12月の地域・分析レポートで取り上げたように、韓国では、防衛産業は輸出戦略産業として位置付けられています。韓国の防衛産業の輸出は、2010年代から本格化して、2020年代には、高性能ミサイルなど技術レベルが高度な武器システムの輸出にも取り組んでおり、今では世界の防衛産業における新たなプレーヤーとして浮上しているとされています。2025年には、輸出先はポーランドやUAEなど12ヶ国に増え、特にポーランドには戦車や自走砲、軽攻撃機などを輸出しており、韓国の防衛産業の最大の輸出先となっています。K-POPの世界展開に後れを取った日本の音楽業界と同じく、防衛産業も過度に国内市場に依存した結果、韓国に後れを取っているのが現状です。
4.今月の推しごと
今月も推しごと(推し活)をしています。まず、4月4日と5日、広島で、STU48の中村舞のソロコンサートや9周年コンサートがありました。土日の4公演に全て参加しています。会場の上野学園ホールは立ち上がっての応援が可能であり、指定席も立ち上がり可能な席と着席限定の席とに分かれていました。前方の席が当選すれば良いのですが、抽選となるため、運次第であり、今回は第一志望の前方席が外れた場合の第二志望として、着席の指定席を選択していました。抽選の申込の際に会場のレイアウトをよく確認しておらず、着席の指定席は何と2階席でした(涙)。さらに、今回の4公演中3公演で前方席が外れて2階席となり、ステージの全体像はよく観えるのですが、私の視力ではメンバーの表情も判別できません。立ちあがりながら、全力のコールで盛り上がっている1階席を尻目に、2階席で極めて心静かに鑑賞していました。どうせ向こうからは見えないだろうと、推しカラーのサイリウムを振るのもおざなりになります。痛恨の選択ミスでした。日曜の夜公演だけは、遠征組のファンが離広するためか、前方4列目の真ん中列に当たり、立ち上がって周りの熱気と一体化しつつアドレナリン全開で細胞が活性化する感覚を味わいながら、2時間強の公演を堪能しました。やはり守りに入ってはいけません。今後の推しごとへの大きな教訓です。
STU48では、4月26日、パシフィコ横浜でリアルイベントが開催され、終日(10時から20時まで)参加してきました。貴重な関東圏での開催なので、幅広にメンバーにご挨拶をしてきましたが、お久しぶりのメンバーからは「いろいろ話したいことがあるからもっと来てね」という可愛らしい言葉から、「他のメンバーのところに行くのに、私はいつも端折っているでしょう」という目が真剣でお怒りを感じる苦情まであります。財布と時間の制約がある中、厳しい取捨選択(まさにトリアージ)を迫られるため、残念ながら後者のメンバーにはさらに足が遠のきがちになります。1人かごく少数のメンバーに絞った推し活をしようとしても、前職では、かなりの数のメンバーと仕事をする機会があったため、認知があるメンバーにはつい足を止めてしまいます。DD(オタ用語)と呼ばれる所以です。
このリアルイベントでの自分の目玉は、いったんマレーシアのKLP48に移籍し、先日STU48に戻ってきた甲斐心愛さんへの訪問でした。ちゃんと覚えていてくれて嬉しいなと思いました。チョロオタです(笑)。なお、今回、新潟県加茂市にあるG.F.G.S.のボーダーシャツを着て臨みました。STU48仕様で色を選んだオーダー品です。複数のメンバーから「STU48の新衣装に雰囲気が似ている」と大好評でした。

STU48の甲斐心愛さんと指ハートが下手な私
そのほか、今月は表参道のNATSLIVE Caféで開催しているイベントに初めて参加してきました。このイベントはライブ配信もありますが、現場に参加すると、軽く食事をしながら、キッチンでクッキングするアイドルをガラス越しに見学できます。さらに、クイズや抽選で勝ち残ると、アイドルがその場で作った料理を試食できます。吉田彩良(さらぴ)さん「さらぴりりゴハン」と中村舞(舞Q)さんの「中村舞SPクッキング」に参加し、いずれもカウンター席に恵まれましたが、特に後者では、正面席に加え、舞Qお手製のカルボナーラハンバーグを食べることができる3人に勝ち残りました!まさか、人生でアイドルの手料理を食べる日が来るとは。それも、最新曲「好きすぎて泣く」でセンターを務める舞Qです。感涙しました。美味しかったです。

舞Qお手製のカルボナーラハンバーグ
NGT48については、ドラフト3期生の藤崎未夢さんの卒業公演は当たらず、オンラインおしゃべり会で短い時間でしたが、これまでの御礼とともに「幸せになってね」と伝えました。これで、NGT48のドラ3生は佐藤海里さんの1人だけになりました。STU48でも舞Qと信濃宙花さんの2人だけ、先日、AKB48のドラ3生・大盛真歩さんも卒業発表して、これで全員卒業です。少なくなりましたね。5月下旬には東京でNGT48のロングおしゃべり会があるため、認知のある限られたメンバーを訪問するほか、新規開拓のため、4期生にもご挨拶してきます。新規だと顔合わす機会が限られるため、なかなか認知されるのは大変です。
STU48は5月下旬にも東京で2日間、9周年コンサートや石田千穂さんの卒業コンサートがあり、6月からは新潟も含めて、全国ツアーが始まるので、必然的に接する機会が増えます。NGT48も東京で公演やコンサートをやって欲しいなと思います。